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アギーレジャパンが始動!!「目標はアジア杯優勝」

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 アギーレジャパンが始動した。日本代表は1日、札幌市内で合宿をスタート。5日のウルグアイ戦(札幌ド)に向け、国内組11人と海外組5人の計16選手が集まったが、MF長谷部誠は左膝の違和感のため別メニューだった。前日31日に試合のあったFW本田圭佑、FW岡崎慎司、FW柿谷曜一朗、MF田中順也、DF長友佑都、DF酒井宏樹、GK川島永嗣の欧州組7人は明日2日の練習から合流する。

 練習冒頭、ハビエル・アギーレ監督はピッチ中央に選手を集め、約5分間、初めて自らの言葉で選手に語りかけた。「当面の大きな目標はアジア杯。そこでまた優勝できるようにみんなでやっていこう」。来年1月にオーストラリアで開催されるアジア杯。そこでの連覇を当面の目標に掲げた。

 アギーレジャパン初練習は公開で行われ、ボールを使ったウォーミングアップでスタート。その後は体幹トレーニング、ランニング、ストレッチ、3人1組でボールを2つ使ったパス回しと、軽めのメニューとなった。

 最後は3対3のフットバレー。これにはスチュアート・ゲリングコーチ、フアン・イリバレン・モラスフィジカルコーチ、リカルド・ロペス・フェリペGKコーチも加わり、ポジションごとにチームを組んで3ゲームを行った。選手からは笑顔も漏れるなど、終始、リラックスした雰囲気で約1時間半の練習は終わった。

 この日は戦術練習がなかったこともあり、練習はコーチングスタッフに任せ、アギーレ監督が自ら指導することはなかった。「今日はリカバリーメニュー。48時間前に試合をした選手たちで、欧州からの長い移動もあった」。軽めの調整とした真意を語り、全選手がそろう明日2日から本格的なトレーニングを開始する考えを示した。

「明日から練習の負荷も上げるし、全員が集まるので、私のチームの規律も伝えていきたい」。いよいよ本格化するチームづくり。初陣は5日に迫っている。「2、3日のトレーニングで一つのチームをつくり上げるのは難しい。ただ、戦う姿勢は求めたい。サッカーは戦うもの」。そう持論を展開した指揮官は「試合開始1分から90分まで戦うこと。しっかり走って、いいプレーをして、勝つことを求めたい」と力強く話していた。

(取材・文 西山紘平)

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