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[アジア大会]抜群のキレを見せた背番号10、U-21代表MF中島「次は恥をかかないように」

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[9.14 アジア大会GL第1戦 日本4-1クウェート 仁川]

 背番号10が躍動した。U-21日本代表のナンバー10を背負うMF中島翔哉はボールを受けると、果敢にドリブルを仕掛けた。何人向かって来ようが関係ない。鮮やかなステップで向かってくる相手選手を軽やかにかわし、的確なパスで好機を演出し続けた。

 大会初戦に合わせたかのうように、キレのある動きを見せた中島は独自の練習を続けていたと言う。「代表ではあまり練習ができないので、自分の中で練習量に物足りない部分があります。日本からボールを持ってきて部屋でリフティングをしたり、自分で体を動かしたりしていたので、良い入り方ができたと思います」と、独自の練習が体のキレにつながったと明かした。

 コンディションに自信があったからこそ、「仕掛けても相手にボールを取られる気はしなかった」と胸を張って答えた。しかし、多くのチャンスを創出しながらも、自身に得点がなかったことには反省している。

「試合前に『自分に預けてくれれば点を取る』と言っていたので…」と苦笑して答えたが、下を向くわけでなはい。「自分は自由にやらせてもらえれば仕事ができると思っているし、後ろの選手が自分の特長を生かすために守備の比重をそれほど多くしないでやらせてくれています。次は恥をかかないようにしっかりとゴールを奪いたい」と快勝の余韻に浸ることなく、すぐさま視線を次戦へと向けた。

(取材・文 折戸岳彦)

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