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富山、ホームで約4か月ぶり勝利もJ3降格へ

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[11.1 J2第39節 富山1-0栃木 富山]

 カターレ富山はホームで栃木SCに1-0で競り勝ち、今季5勝目を挙げた。ホームでは6月28日の長崎戦(1-0)以来、約4か月ぶりの勝利。連敗を2で止め、3試合ぶりの白星で勝ち点を22に伸ばしたが、21位讃岐が引き分けたため、残り3試合で勝ち点10差となり、最下位が確定した。

 1時間前にキックオフされた試合で讃岐が引き分けていたため、ハーフタイムの時点で富山の最下位が確定していた。それでもスコアレスで迎えた後半6分、MF前貴之が右サイドからドリブルでPA内に切れ込み、そのまま右足を振り抜いて先制点を奪った。

「勝つしかなかったので、全員が勝利に向けて全力を出した」。J2残留のためには残り4試合全勝が最低条件。そのうえで讃岐が4連敗に終わる必要があった。前半17分にはPKのピンチを迎えたが、FW大久保哲哉のキックをGK飯田健巳がストップ。前のゴールで先制後も再三、ピンチを招いたが、飯田が好セーブを連発するなど守備陣が最後まで集中力を切らさず、1-0で逃げ切った。

 しかし、讃岐の結果により、J2最下位が決定。事実上、J3降格が決まった。「勝てて良かったけど、こういう結果になって残念です」。8月に札幌からの期限付き移籍で富山に加入した前は試合後のインタビューで唇をかむ。「残りの試合を無駄にしないで、サポーターのためにも勝ちたい」と誓っていた。


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