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アギーレジャパン初合流の遠藤「また新たな気持ち」

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 ブラジルW杯以来の日本代表復帰を果たしたMF遠藤保仁(G大阪)が約4か月ぶりに日本代表の練習着に袖を通した。今合宿から代表のトレーニングウェアも一新され、心機一転、アギーレジャパンでの第一歩を踏み出した。

「また新たな気持ちというか、久しぶりに戻ってこられてうれしく思う。初めて一緒にプレーする選手もいるし、その選手の特長を頭に入れながら、いいサッカーを求めていきたい」

 練習前のミーティングではハビエル・アギーレ監督から話もあったが、直接対話する機会は「挨拶ぐらい」だったという。メキシコ企業が主催するサッカー殿堂に選出されたアギーレ監督はメキシコでの式典に出席するため、チームを一時離脱。指揮官不在の中、初日の練習は行われた。

「監督が日本に戻ってきて、話をする機会があれば話をして、自分の役割も理解したい」。アギーレジャパンになってからの4試合は「真剣にフルタイムでは見ていない。一ファンと同様に見ていたので」と前置きしたうえで、「戦術もやり方も変えている最中だと思う。うまくいかなくて当たり前」と持論を展開した。

 とはいえ、アギーレ監督も5日のメンバー発表会見で「この2試合は何かを試すわけではない。勝ちに行く」と宣言。アジア杯に向けた選手選考から、より結果重視にシフトする考えを示した。そのために呼ばれた一人が遠藤だ。「代表の試合は勝たないといけない。監督が帰ってきてから、そういう話もあると思う」。歴代最多の代表キャップ146を誇る34歳のベテランが、アギーレジャパンにどんな色を加えるか。

(取材・文 西山紘平)

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