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コンテ、バロテッリ招集に「イタリアの財産」

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現時点で序列は下だが…

 イタリア代表アントニオ・コンテ監督は10日の会見で、FWマリオ・バロテッリを招集したことについて、同選手はイタリアサッカーの財産だと語った。

 リバプールに移籍してからわずか2得点、プレミアリーグではノーゴールのバロテッリ。だが、9月と10月の代表戦で同選手を招集しなかったコンテ監督は、16日のEURO2016予選クロアチア戦に向けてバロテッリをメンバーに復帰させた。

 新天地で不振を叩かれているバロテッリだけに、今回の招集はサプライズだったと言えるだろう。一部ではスポンサーへの配慮による招集との声もあるが、コンテ監督は「くだらない」と一蹴。バロテッリについて、次のように話している。イタリア『スカイ・スポーツ』や『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えた。

「バロテッリはイタリアサッカーの財産だ。1カ月前は彼を招集しなかったことに説明を求められ、今度は招集したことへの説明だね。答えは簡単だ。ワールドカップ(W杯)での落胆を受け、我々はEUROでの成功につながるような素晴らしい何かをつくろうとしている。そのチームづくりの中で、バロテッリを呼んで評価するのは予想されていたことだった」

「私が彼を嫌っているとか、いろいろな話も耳にしたが、私は選手たちを評価したい。テストし、私のアイディアに技術的・戦術的にマッチするのかを理解して、その振る舞いも見てみるのは正しいことだ」

 コンテ監督はバロテッリが重要な存在であるとしつつ、現時点でほかのストライカーを追いかける状況にあると認めている。

「バロテッリはW杯とEUROに出場しており、代表での経験が豊富だ。重要な選手なんだよ。ただ、それだけでは足りない。私のサッカーに合うかどうかを示さなければいけないんだ。ほかの選手たちはそれをすでにやっている」

「今は、(チーロ・)インモービレ、(シモーネ・)ザザ、(グラツィアーノ・)ペッレ、(セバスティアン・)ジョビンコの方が有利だ。序列ではないが、彼らはバロテッリの先にいる。今週、バロテッリが彼らに追いついたことを示せば、彼が抜くことはあるだろう」

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