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[選手権予選]群馬内定の秀岳館MF大岩が股抜き先制弾:熊本

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[11.15 全国高校選手権熊本県予選決勝 東海大熊本星翔高 1-2(延長)秀岳館高 熊本市水前寺競技場]

 ザスパクサツ群馬内定の秀岳館高MF大岩亮太主将(3年)は技ありの先制弾に加えて決勝ゴールの起点となったサインプレーからのクロス。勝利に大きく貢献したが、本人は自身のプレーを悔しがっていた。

 大岩は大会開幕の2週間前に左太もも肉離れの負傷して大会序盤を欠場。準々決勝から出場し、ルーテル学院高との準決勝では決勝ゴールを決めている。そしてこの日は前半36分に左スローインからゴールライン際を打開すると、角度のない位置からGKの股間を射抜く右足シュートを叩き込んだ。「ライン際でドリブルしながらGKの目線とか、立つ位置とか確認して、一回目線のフェイクを中の選手に向けたんですけど、その瞬間GKの目が完全にあっち行っていたのでシュート打ちました」という好判断と高いテクニックで決めたファインゴールだった。

 ただ「まだ戻っていない感じがあった」と大岩。運動量も武器のひとつだが、「きょうは全然走れていないですね。(本来ならば)延長になっても前半くらい走れる。こんなところで弱音吐いている場合じゃないと思ったので、自分の中で自分を奮い立たせてやりました」。決勝点を演出してもチームメートに助けられたという思いが上回った。

 同じくサガン鳥栖からのプロ入りが決まっているCB笹原脩平(3年)は大岩について、「いつも苦しい時間帯でも走ってくれる。心強い。得点力もあるし、相手が来ているときの判断もいいんで。きょうは全然。まだまだです」と微笑みながら厳しい指摘。だからこそ、エースは全国での大暴れを誓う。「プロの中でしっかりと活躍して、世界に出て行くというのが次の目標」という注目アタッカーは「時間があるので元の状態以上に身体を戻して秀岳館らしいサッカーを展開したい。苦しい時に決められる選手。それが本当の意味でエースだと思うので、キャプテンとしてもここで気を抜かずに全国大会へ向けて頑張っていきます」と意気込んだ。

(取材・文 吉田太郎)
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