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アジア杯に集中する岡崎、レスターとの基本合意は「聞いてない」

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 アジア杯2連覇を目指す日本代表は9日、グループリーグ初戦となる12日のパレスチナ戦に向け、開催地のニューカッスルで初練習を行った。前日8日にオーストラリア東部セスノックでの事前合宿を打ち上げ、ニューカッスルへ移動。パレスチナ戦に向けた準備も佳境に入り、この日は冒頭以外、非公開で約2時間の調整を行った。

 英メディアでレスター・シティへの移籍が基本合意に達したと報じられたFW岡崎慎司(マインツ)は練習後、報道陣の取材に「全然聞いてないです」と苦笑い。清水に所属していた前回のアジア杯もシュツットガルトからオファーを受けている状況で大会に臨み、決勝後、カタールからドイツに直行して正式契約を締結した。「アジア杯が一番重要。あのときも(自分の去就は)全然気にならなかったし、慣れているので」と、3日後に迫った初戦に集中した。

 プレミアリーグへの移籍についてメディアで「ステップアップ」と表現されることに関しては「自分はイングランドに行ったからステップアップとは思わない」と否定。「たとえビッグクラブからのオファーであっても、それ自体が魅力とは思わない。期待に対して全力で注ぐのが自分。それはマインツでも同じ」と、自分がどれだけクラブから必要とされているかを重視するスタンスを示した。

 それは所属チームに限らず、試合の中でも同じだ。「ゴールを求められているときに取ったほうが喜べるし、ホッとできる」と強調した岡崎。ブラジルW杯を終え、「サイドより中央でやりたい気持ちが強くなった」と、ハビエル・アギーレ監督就任後の日本代表ではセンターフォワードとして勝負したいという気持ちを隠さなくなった。

「(攻撃の選手として得点を取る)チャンスがなければ悔いが残るということをW杯で思った。自分はチャンスをつくるタイプじゃなくて、チャンスを待つタイプ。日本代表のサッカーでは、サイドに自分を置くと、チャンスをつぶしてしまっているように感じた。でも、自分が中にいれば、そのチャンスを仕留められる。これで点が取れなかったら、何の言い訳もできない」

 より自分にプレッシャーをかけ、それに打ち勝つことで、より大きな喜びを得たい。大きな国際大会に初めてセンターフォワードとして挑むことになるアジア杯の開幕が岡崎自身、待ち遠しい様子だった。

(取材・文 西山紘平)

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