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解任論加速か…アギーレ監督「PK戦は運」

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[1.23 アジア杯準々決勝 日本1-1(PK4-5)UAE シドニー]

 日本代表は23日、アジア杯の準々決勝でUAE代表と対戦し、1-1から突入したPK戦を4-5で落とした。前半7分にFWアリ・マブフートに先制点を決められたが、後半36分にMF柴崎岳のゴールで同点に追いつく。しかし迎えたPK戦、日本は1人目のMF本田圭佑が失敗すると、6人目のMF香川真司が失敗した。

 誤算続きだった。前半7分、マブフートにDFラインの裏を取られると、絶妙なトラップから右足でゴールネットを揺らされる。グループステージを含め、今大会初失点。後半36分に柴崎のゴールで同点に追いついたが、延長に入ってからはDF長友佑都が右もも裏を痛めてしまう。PK戦では本田、香川の両エースが失敗。不運が重なった。

 1996年大会以来、5大会ぶりの8強敗退。しかしハビエル・アギーレ監督は選手を責めることはしなかった。「立ち上がりの10分間がよくなくて、そこで失点してしまった。その後はいいプレーが出来ていた。相手が守備的だったが、攻め込んでも、こういうことが起こるのがサッカーだ。選手たちはしっかり頑張ってくれた。選手たちのパフォーマンスに不満はない。称えるだけ。素晴らしい努力を見せてくれた。PK戦は運。私はこのチームに誇りを持っている」。

 ただアギーレ監督の周辺はさらに騒がしくなりそうだ。現在、2011年5月21日に行われたリーガ・エスパニョーラ最終節のレバンテ対サラゴサ戦をめぐる八百長疑惑の渦中にある。先日、バレンシア裁判所がスペイン検察当局からの告発を受理。2月から本格的な捜査が開始されると伝えられている。結果を残して周囲の雑音を封じ込めたいところだったが、進退への影響は避けられそうもない。


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