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モウリーニョ、マティッチの出場停止で「イングランドサッカーの信頼性が損なわれる」

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 チェルシージョゼ・モウリーニョ監督は、バーンリー戦で退場処分を受けたMFネマニャ・マティッチが出場停止処分を受けたことは、世界からイングランドのサッカー界に向けての信頼性を損ないかねない愚行だと訴えている。

 21日に行われたプレミアリーグ第26節バーンリー戦でFWアシュリー・バーンズの激しいタックルを受けたマティッチは、報復行為としてバーンズを押し倒して一発退場。2試合の出場停止処分を下され、3月1日に行われるキャピタル・ワン・カップ決勝のトッテナム戦も欠場することになった。

 カップ決勝に向けての会見で、マティッチの一件について「話せば私は大きなトラブルに陥る」としてコメントを避けたモウリーニョ監督だが、その後改めてこの問題について口を開いた。イギリス複数メディアがチェルシー指揮官の発言を伝えている。

「私は様々な国で仕事をしてきて、プレミアリーグの大きさは分かっている。観客数や視聴者数だけでなく、敬意と信頼性を持たれているということだ。たとえば私の国のある主要紙で、バーンリー戦後の見出しは『イングランドではこういうことは起こらず、ポルトガルだけかと思っていた』というものだった」

「このメッセージの深さが理解できるだろうか? これはイングランドのサッカーが失ってはならないものだ。イングランドのサッカーへの信頼性は長い時間をかけて築かれてきたものであり、失われるとしても時間はかかるが、人々は徐々に影響されていく。ポルトガルだけではなく、あらゆる場所でのことだ」

 ファウルを犯したバーンズは処分を受けてはおらず、28日に行われるスウォンジー・シティ戦に出場することができる。世界中が両選手に対する判断に驚いているとモウリーニョ監督は主張した。

「我々のフットボールを気にかけなければならない。私は英国人ではないが、ここで長い期間仕事をしてきて、(英国サッカーは)自分に属するものだと考えていいだろう」

「たとえば、マティッチのような選手が出場停止になり、別の選手(バーンズ)が今週末プレーできるということに対して信頼性は失われるものだ。なぜこういうことが起こり得るのかについて、世界の人々が驚きに口を開いている」

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