beacon

4つの時間を挙げ、判定に不満示すモウリーニョ「30分と33分、43分、69分だ」

このエントリーをはてなブックマークに追加

[2.21 プレミアリーグ第26節 チェルシー1-1バーンリー]

 プレミアリーグは21日、第26節を行い、首位チェルシーはホームでバーンリーと1-1で引き分けた。前半14分にDFブラニスラフ・イバノビッチのゴールで先制したチェルシーだが、後半24分にMFネマニャ・マティッチが一発退場。後半36分に追いつかれ、2位マンチェスター・シティとの勝ち点差は5に縮まった。

 試合後、ジョゼ・モウリーニョ監督は判定への不満を隠せなかった。「この試合には4つの決定的な瞬間があったと思っている。30分と33分、43分、69分だ。これがこの試合のストーリーだ」。指揮官は4つの時間を口にしたうえで、あえて具体的な内容には触れなかった。

「私にとって真実を言わないことは難しいことだ。あなたたちが家に帰ってそれらの瞬間を簡単に確認できるように、私はこれらの瞬間を伝える。私がこの試合について思っていることが分かるだろう」

 前半30分、イバノビッチが空中戦の競り合いで後方からFWアシュリー・バーンズの激しいチャージを受けた。バーンズは足を高く上げており、膝蹴りのような形だったが、主審はカードを出さなかった。前半33分にはイバノビッチのミドルシュートがPA内でバーンリーMFマイケル・ナイトリーの腕に当たったように見えたが、主審の笛は鳴らない。さらに前半43分、FWジエゴ・コスタがPA内でDFジェイソン・シャッケルに倒された場面もPKとはならなかった。

 そして69分、後半24分のシーンだ。ボールを奪おうとマティッチが伸ばした左足をバーンズが右足裏で激しくタックル。これに激高したマティッチはすぐさま起き上がり、バーンズに向かって突進すると、激しく突き飛ばした。マティッチは一発退場となったが、バーンズのタックルも非常に危険だった。

「69分のシーンは30分のシーンと大きく関係している。もし69分のシーンに関わっていて30分にも関わっていた彼(バーンズ)を選手と呼ぶことができるなら、普通であれば、その選手は31分までにシャワーを浴びているべきだった。そのため、もし責任ある人物(審判)が30分のシーンに適切な方法で対処していたなら、69分の出来事はなかった」

 バーンズが前半30分の時点で退場になっていれば、マティッチの退場もなかったと主張するモウリーニョ監督。ホームで痛恨のドローに終わり、怒りはおさまらなかった。


▼関連リンク
プレミアリーグ2014-15特集

TOP