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[EURO予選]オランダ、アディショナルタイムに同点弾 ホームでトルコと辛うじてドロー

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 28日に行われたEURO2016予選グループA、オランダ対トルコの一戦は1-1の引き分けに終わった。

 ここまで4試合でそれぞれ勝ち点6と4の獲得にとどまり、チェコとアイスランドに水をあけられている両チーム。本大会出場に望むをつなぐためにはどうしても負けられない一戦だった。

 ファン・ペルシーとロッベンを負傷で欠くホームのオランダだが、序盤からボールを支配してトルコゴールに迫る。6分にはデパイの鋭いシュートにGKボルカンが辛うじて触って先制点を許さなかった。

 だが、なかなか完全な形では崩しきれないオランダに対し、トルコも速攻から効率的にチャンスをうかがう。15分にはフリーでクロスを受けたブラクが反転からシュートを放ち、ゴールのカバーに入ったインディが何とかヘディングで弾き出した。

 チャンスを生かして先制点を奪うことに成功したのはトルコ。37分、右サイドからのクロスをエリア内で拾ったボルカン・シェンが中央のブラクに渡すと、ブラクは細かいステップでマークを外して強烈な右足シュートを叩き込んだ。

 1点ビハインドで折り返した後半、オランダはナルシンを投入。54分にはGKボルカンとフンテラールが競り合ったこぼれ球からそのナルシンがゴールを狙うがミスキックに終わる。アフェライが枠を捉えた60分のミドルシュートもボルカンの好セーブに阻まれた。

 代表デビュー戦となるドストも投入して1点を狙いにいくオランダだがゴールが遠い。何度かゴールに近づいてもシュートミスやGKの好守に遭い、焦りばかりが募っていく。

 敗れれば予選突破も危うくなってくるオランダだが、必死の攻撃がようやく実を結んだのはアディショナルタイムの92分。ペナルティーエリア手前でマイナスのパスを受けたスナイデルがシュートを放つと、前に入っていたフンテラールが頭で触ってコースを変えようやくネットを揺らす。記録上はスナイデルの同点ゴールとなった。

 そのまま1-1で終了を迎え、オランダは2007年以来続いていたホームでの公式戦の連勝が19でストップ。勝ち点73位をキープし、勝ち点5のトルコが4位に続いている。

 グループAのその他の試合では、ここまで4戦全勝だったチェコがホームでラトビアに苦戦を強いられ、終了間際に追いついて1-1のドロー。アイスランドは代表復帰を果たしたベテランFWグジョンセンのゴールなどもありアウェーでカザフスタンに3-0と快勝した。この結果勝ち点13のチェコが首位を守り、1ポイント差のアイスランドが2位につけている。

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