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[MOM1353]四日市中央工DF舘幸希(新3年)_自慢の攻撃力引き出す守備の要

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[3.14 アンブロGACH1-TR【ガチトレ】キャンプ予選リーグ 四日市中央工高 2-0 三田学園高 J-GREEN堺]

 小柄なDFリーダーは名門にとって欠かすことのできない存在だ。四日市中央工高のDF舘幸希(新3年)は「意識してなるべく前で相手に触らせずに勝負する。身長とかあんまりないんで、ポジショニングとかで相手に受けさせずに、そこでやっていきたい」という「前で勝負する」CBだ。予測と出足が非常に速く、楔に入ってくるボールをインターセプト。そのまま相手のプレスを剥がして前進してしまう。またポゼッションでも縦パスを入れて攻撃を活性化。ビルドアップの面ではまだ課題があるものの、攻撃力自慢のチームを攻守で支えている。

 2-0で勝った三田学園戦については「ポジションを速く取ることだったり、ラインコントロールをボクがやっていかなければならないと思う。まだできてなかったと思います」と首を振る。それでも「ポジショニングとか、コーチング、ラインコントロールで自分がリーダーシップを持ってやっていきたい」というDFは存在感ある声と統率力でチームを完封勝利へと導いた。

 兄で昨年の主力CBだった舘和希は2年生だった2年前に全国舞台に立っているが、昨年は選手権予選決勝敗退。「自分もメンバーに入っていて悔しい想いをしたんでそこでそういう想いをしたくない。厳しさをもってやっていきたい。(兄は)負けた時とか家での様子とか見ていると悔しそうだった。自分が全国出て全国制覇へ向かってやらないといけないと思います」と誓う。

 兄の無念も晴らす目標を持つ舘は、今回の第1回「アンブロGACH1-TR【ガチトレ】キャンプ」関西大会へ向けて「チームとしてまずは(4月11日開幕の)プリンスリーグに向けて守備の部分。攻撃はいいと思うんで奪えるチームになって、プリンスリーグを迎えたいと思います」という課題を持って大会に望んでいた。大会を通じて学んだことを公式戦で活かすこと。自慢の攻撃力を引き出す守備の中心として声、球際でボールを奪い、ゴールと勝利に繋げる。

(取材・文 吉田太郎)
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