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モラッティ氏、インテルのトップへの復帰を否定 「トヒルを支持している」

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 元インテル会長のマッシモ・モラッティ氏は、苦しい状況にあるインテルを救うためにクラブのトップに復帰する可能性もあるのではないかとの憶測を否定した。

 2010年にはセリエA、コッパ・イタリア、チャンピオンズリーグ制覇の3冠を達成するなど、インテル会長として成功を収めたモラッティ氏は、2013年にエリック・トヒル会長にクラブを売却。現在は30%ほどの株式を保有している。

 だがイタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は、モラッティ氏がクラブのトップに復帰する可能性があると報じた。チームが苦しい戦いを続けていることに加え、インドネシアを拠点とするトヒル氏がチームの近くにいないことも問題視され、クラブを愛するモラッティ氏が再び表舞台に立つことも検討しているのではないかとの見方だった。

 これに対しモラッティ氏は、復帰の可能性を否定し、トヒル会長を支持する姿勢を改めて明確にした。『ガゼッタ』が同氏のコメントを伝えている。

「私はエリック・トヒルを支持しているし、彼がうまくやってくれることを期待している。それが実現するための前提条件はある。彼は非常に大きな犠牲を払っている」

「(復帰の話は)まったく事実ではない。インテルを懐かしく思うとしても、それは一人のサポーターとしてのことだ。できればもっと満足を得たいとは思うが、クラブをもう一度率いる可能性はまったく存在しない」

 当面はトヒル会長の体制が継続されるとしても、インテルは近い未来に再浮上を果たすことができるのだろうか。低迷が続くようであれば、再びこういった話が持ち上がってくることもあるかもしれない。

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