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横浜FMが競り勝ち3連勝、清水は5戦ぶり黒星

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[5.16 J1第1ステージ第12節 清水1-2横浜FM アイスタ]

 横浜F・マリノスが敵地で清水エスパルスを2-1で下して、3連勝を飾った。対する清水は5戦ぶりの敗戦を喫し、降格圏脱出とはならなかった。

 復調を見せ始めたチーム同士の対戦となったが、前半18分に清水にアクシデントが襲う。アデミウソンと交錯したDF平岡康裕が足首を痛め、途中退場。DF福村貴幸との交代を余儀なくされた。

 すると前半29分、横浜FMに先制点が生まれる。MF齋藤学が真横にドリブル突破を見せると、ゴール前中央でヒールパスでMF三門雄大に預ける。三門はワントラップから右足を一閃。ボールは左ポスト内側を叩きながら、ゴールネットに収まった。

 しかし清水も後半17分、再三好機を演出していたFWピーター・ウタカがFW大前元紀の縦パスに反応。DFのマークに遭いながらも、エリア内からシュートを決めて、試合を振り出しに戻した。

 ただ2分後の後半19分、再び横浜FMが突き放す。右サイドからDF小林祐三がクロスを上げると、MF藤本淳吾がワンタッチでDFと入れ替わるようにして受ける。「トラップで入れ替われば裏にスペースがあることは分かっていた」。あとはGKのニアサイドを抜いて、冷静にゴールを奪い、勝ち点3を呼び込んだ。

 横浜FMは3連勝。勝ち点を20に乗せた。残り5節となった第1ステージで、首位との差はややあるが、優勝の可能性を残すことが出来た。藤本も「可能性がある限り、諦めるわけにいかない」と話した。

 対する前節の神戸戦で、開幕戦以来の白星を挙げていた清水だが、今季初の連勝を飾ることは出来なかった。降格圏を抜け出すチャンスだったが、16位のまま順位が変わることはなかった。「ゲームプランが崩れてしまったかな」と話した大榎克己監督は「ここのところ点は取れてきたなと思うが、失点を減らしていかないと勝ち点は取れない」と反省点を挙げた。


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