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17試合ぶりの敗戦に…モウリーニョ「塩と胡椒を準備できなかった」

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[5.18 プレミアリーグ第37節 WBA3-0チェルシー]

 5シーズンぶりのプレミアリーグ優勝を決めたチェルシーは、18日に行われた第37節のWBA戦に0-3で敗れ、17試合ぶりとなる黒星を喫した。MFセスク・ファブレガスが前半で退場し、長い時間10人での戦いを強いられた一戦を振り返り、ジョゼ・モウリーニョ監督は、「我々に優勝を許したライバルたちを責め立ててほしい」と、自身の見解を述べている。

「早々に優勝を決めれば、起こり得ることだ」と、モウリーニョは言い、ドイツ王者の例を挙げ、一つの結果が出た後にモチベーションを保ち続ける難しさを口にした。

「理想を言えば、優勝を決めた後は試合をしないほうがいい。家に帰って、オフを過ごすんだ。試合はもういい。3試合を残して優勝を決めると、バイエルンのように3連敗することも事態も十分起こり得る。我々もここ2試合で得た勝ち点はわずかに1だ」

 敗戦について「選手にも責任がある」と言いつつも、モウリーニョ監督は「選手たちだけを責めるつもりはない。8月からずっと頑張ってきたんだ」と擁護する。そして「私にも責任がある」と認めた。

「私にも責任がある。1週間の練習で、チームを引き締める塩と胡椒を準備してあげられなかった。だが、同時に、これだけ早く我々に優勝を許したライバルたちにも責任がある。この試合が優勝の決まる試合だったら勝てたとは言わないが、状況は変わっていただろう」

 そして、今シーズン3敗目を喫したが下を向く必要はないと強調する。「私たちはチャンピオンだ。0-3で敗れたからといって、私たちが泣きながらバスに乗り込むことを期待するべきではない。負けたから嬉しいか? それはありえないし、嬉しくない。では、悲しいか? それは違う。理想のシナリオは、優勝が決まったあとは、もう店じまいをして家で過ごすことだ」と、消化試合の難しさを繰り返した。

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