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名古屋が決勝T進出一番乗り!!「苦肉の策」で清水に逆転勝ち

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[5.20 ナビスコ杯グループB第5節 清水1-2名古屋 アイスタ]

 ナビスコ杯は20日、グループリーグ第5節を行った。名古屋グランパスは敵地で清水エスパルスと対戦。前半に1点を先行されたが、後半の2得点で逆転し、2-1で勝利した。リーグ戦では3連敗中と苦戦している名古屋だが、ナビスコ杯は4勝1分で勝ち点を13に伸ばし、1試合を残してのグループリーグ突破を決めた。名古屋の決勝T進出は、2012年以来3季ぶりとなる。なお、清水は予選敗退が決定した。

 前半は完全に清水が主導権を握っていた。若手が中心となって名古屋ゴールに迫り続ける。すると前半20分、MF水谷拓磨が右サイドに大きく展開。DF枝村匠馬が受けると、DFの裏に絶妙なクロスを入れる。これに飛び込んだFW北川航也がスライディングシュートで押し込む。ルーキー北川の嬉しいプロ初ゴールで先制に成功した。

 名古屋も若手を中心としたメンバーを組んでいたが、後半からFW永井謙佑を投入。さらにDF田中マルクス闘莉王を前線に上げて、得点を奪いに行く。すると後半21分、左サイドから永井がクロスを上げると、ニアに入ったFWノヴァコヴィッチと闘莉王にDFが釣られる。ファーサイドでドフリーになっていたMF小屋松知哉が難なく押し込み、同点。そして後半41分、MF矢田旭がFKを蹴ると、ノヴァコヴィッチが打点の高いヘディングシュートを枠内に飛ばして逆転。18日に36歳となったスロベニア代表FWが、昨年まで所属した古巣相手に、逆転弾を突き刺した。

 リーグ戦は3連敗中だった名古屋。しかも3戦連続無得点と、不振を極めていた。西野朗監督も「苦肉ですよね」と苦笑いを浮かべた“FW闘莉王作戦”で、公式戦4戦ぶりとなる得点をもぎ取った。西野監督は「なかなかうまくいかなかった」と反省したが、「キッカケとしてリーグに繋げていきたい」と話した。


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