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香川の復調を喜ぶドルトムントSD「どんどん良くなっている」

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 ドルトムントMF香川真司は、ブンデスリーガ最終節で1ゴール2アシストと大活躍した。ドイツ『キッカー』では、クラブのミヒャエル・ツォルクSD(スポーツディレクター)の香川に関するコメントを紹介されている。

 シーズン前半戦で低調なパフォーマンスを見せ、ドイツでも批判を浴びた香川。それに伴い、マンチェスター・ユナイテッドから再獲得したクラブの補強政策も疑問視されていた。しかし、香川に対する批判をツォルクSDはあまり理解できない様子だ。

 ツォルクSDは、『キッカー』で「シンジの場合、(プレーを)もう一度見ることに値するよ」と語り、香川のプレーの質は第一印象で評価するのではなく試合を分析することで、よりよく分かると主張した。

 シーズン後半戦では10得点(4ゴール6アシスト)に絡んだ香川だが、日本代表MFがゴールを決めた試合でドルトムントは必ず勝利を収めてきた。「どんどん良くなっているね」と喜ぶツォルクSDは、シーズン序盤と比較できないほど改善したコンディションが調子の向上につながったと考えている。

 また「自分も気分が良くなり、結果もついてくるようになれば、自信もより大きくなるものだ」と続け、現在の香川には自信がついてきたとの意見を述べた。その一方で、うまく行かなかった試合のあと、香川が示す自分自身に対する厳しさに関して、ツォルクSDは「それはシンジが我々の下でまだたくさんのことを果たしたいと考えていることを示しているね」とその姿勢もポジティブなものだとしている。

 ドルトムントは30日のDFBポカール決勝でボルフスブルクと対戦する。ユルゲン・クロップ監督にとってはドルトムント指揮官としてのラストマッチだ。国内カップ戦の優勝は「ユルゲン・クロップとセバスティアン・ケールと最高な別れ」だと語る香川だが、3年前にバイエルンを5-2と撃破した試合で見せたようなパフォーマンスを再び披露できるだろうか。

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