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苦悩を突き抜く1G2A…香川「最終戦で初めて手ごたえ」

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[5.23 ブンデスリーガ第34節 ドルトムント3-2ブレーメン]

 日本代表MF香川真司の所属するドルトムントは23日、ホームでブレーメンと対戦し、3-2で勝利した。トップ下で先発した香川は、1ゴール2アシストの活躍。今季限りで退団するユルゲン・クロップ監督のホーム最終戦を白星で飾った。

 存在感を見せつけた。今季香川は3季ぶりにドルトムントに復帰。ただ、以前見せていたような活躍はなかなか出来ず、シーズン中はベンチを温めることも少なくはなかった。迎えたリーグ最終戦。最後の最後で今季限りで退団する恩師の期待に見事に応えてみせた。

 試合を振り返った香川は、「手ごたえ」という言葉を使って、満足げに試合を振り返っている。ブンデスリーガ公式サイトが伝えた。

「最終戦で初めての手ごたえというか。まあ大げさかもしれないけど、ただプレーの流動性や躍動感など、特に前半は攻撃が良かったんじゃないかなと思います。サポーターも最後の試合で素晴らしい雰囲気を出してくれましたし、僕たちもすごくいい入りができたと思っているので。まあ結果としてはすごい満足しています」

 また今季についても次のように振り返っている。

「手ごたえですか…まあ後半戦は割とコンディションは良かったですから。アジア杯終わって。まあ自分の中では、もっと結果が出てもいいっていう自信はありましたけど。ただ、うまくいってる中で怪我人が出たりっていうシーズンではあったと思うし、まあ流れというのはあるのかなと思います」

 ドルトムントは国内カップ戦のDFBポカールの決勝まで勝ち進んでおり、30日にボルフスブルクと対戦。この試合がシーズン最終戦となり、正真正銘クロップ監督のラストマッチとなる。香川も気合を入れ直している。

「きょうの感覚を大事にして、またしっかりと自信を得て、準備をして、また1週間…素晴らしい終わりができるように」


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