メキシコ代表FWハビエル・エルナンデス(チチャリート)は、来シーズンにどこでプレーすることになるのかまだ不確定な状況ながらも、現在は焦らず休暇を満喫しているようだ。

　昨夏にマンチェスター・ユナイテッドからレアル・マドリーにレンタルされたチチャリート。マドリーではなかなか安定した出場機会を得ることができなかったが、シーズン終盤にかけて活躍する機会も増え始めた。

　だが、マドリーにはチチャリートを完全移籍で獲得する意思はないと見られる。ユナイテッドに戻って居場所があるのかどうかも定かではなく、プレミアリーグなどの複数クラブが獲得に関心を示しているとも報じられている。

　チチャリート本人は、今後の見通しについて次のようにコメントした。『ロイター通信』が伝えている。

「どこにいることになるのかは分からないよ。2チーム(ユナイテッドとマドリー)のどちらかなのか、別のチームなのかもね。だから今のところはバカンスを楽しんでいるだけだ」

　マドリーにはラファエル・ベニテス新監督が就任したが、ユナイテッドからのレンタルが一旦終了した今、自身の未来についてベニテス監督と話をする状況にはないと述べた。

「(カルロ・)アンチェロッティは僕の監督だったけど、ラファはそうじゃない。彼が僕と話をする必要はないよ。僕はユナイテッドからレンタルされていた選手だからね」

「でも、気分はすごく落ちついているよ。幸い、マドリーでの最後の2カ月間はすごく良かったし、色々なことを証明できたからね。大きな自信につながったし、未来について安心できることにもなる」