ユベントスは28日、DFレオナルド・ボヌッチ(28)との契約を2020年まで延長したことを発表した。

　イタリアメディアによると、ボヌッチは年俸350万ユーロで新契約を結んだもよう。先日契約延長が発表されたMFクラウディオ・マルキージオとほぼ同じ条件で、29日の会見にアンドレア・アニェッリ会長が同席したことからも、ボヌッチが「重鎮」の一人として重要視されていることが分かる。

　ボヌッチは会見で次のように語った。クラブの公式ウェブサイトなどが伝えている。

「この契約延長は、新たなサイクルの始まりだ。でも、これまでの5年でやってきたことへの報いでもある。僕らは難しいスタートだったが、それからは大きな満足を得られた。そしてユーベはイタリア国内と欧州で本来の位置に戻ったんだ」

　今季のユーベにはDFダニエレ・ルガーニが加わった。ボヌッチは同選手を「未来のDF」と称し、次のようにも述べている。

「多くの若手がいる。彼らのために自分の経験すべてを伝える責任を負いたい。僕は、ユーベのユニフォームにふさわしくあるためには、競うだけでは不十分だと学んだ。勝つことが必要なんだ。チームは変わったけど、一つの『大黒柱』は残っている。僕もその一部だ。僕らは新たな勝利を目指す用意がある」

「ユーベには先見の明がある。僕のときもそうだった。僕が加入したとき、クラブはイタリアの若手でスタートすることを決めたんだ。そして今も、世代交代の時期にある。新たに加わったクオリティーある選手たちも、ユーベのユニフォームに見合うようになるはずだよ」

　ボヌッチは新シーズンもスクデットを狙うと意気込みを表した。

「スクデット4連覇は偉業だった。5連覇はさらに難しいことだろう。でも、だからこそ、僕らにとってさらなる刺激となる」