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イタリアのクラブに中国人選手獲得を勧めるD・リッピ氏 「1年以内には誰かが…」

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 元広州恒大監督のマルチェロ・リッピ氏の息子で、代理人を務めるダビデ・リッピ氏は、中国には優れた力を持った選手たちが台頭しつつあるとしてイタリアのチームにも獲得を推薦している。

 今週には上海でユベントスとラツィオによるイタリア・スーパーカップが行われる。インターナショナル・チャンピオンズカップでもインテル、ミラン、レアル・マドリーによる中国ラウンドが開催され、中国スーパーリーグに多くの有名選手や有名監督が集まるなど、市場としての中国は注目度を増す一方だ。

 一方で、欧州で大きな成功を収める中国人選手はなかなか出てこない状況が続いている。だがリッピ氏は、まもなくその状況が変わるかもしれないとイタリア『トゥットスポルト』に語った。

「予想よりかなり早く、誰かイタリアに行く選手がいるだろうね。私は何人か、すでにイタリアでプレーする準備ができているような優れた選手たちの状況に携わっている。1年以内には何かが起こるだろう」

「外国人枠の問題があるので、欧州のクラブは中国に選手を獲りに来る前によく考えなければならないが、需要は高まっている。10年前にはここにサッカーが存在していなかったことを考えてみるといい」

 具体的に欧州進出の可能性がある選手として、数人の名前を挙げている。

「上海上港のサイドアタッカー、24歳のウー・レイは現在も最も才能のある選手だ。広州と中国代表のトップでプレーするガオ・リンも考えられる」

「あるいは同じく広州には、『中国のセルヒオ・ラモス』と呼ばれるキャプテンのチャン・リンペンもいる。どの選手もイタリアでプレーできる準備はできており、努力しようとする意欲と新たな状況に適応できる力がある」

 過去にはイタリアに渡った唯一の中国人選手として、2000-01シーズンのペルージャにMFマ・ミンユが所属したが、試合に出場することはできなかった。一方、最近ではボルフスブルクに加入したMFチャン・シージャーがブンデスリーガでデビューできずに半年で帰国。ラージョ・バジェカーノはこの夏FWチャン・チェンドンを獲得したが、スポンサーの意向による補強だとしてパコ・ヘメス監督が強く不満をあらわにしている。

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