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[クラブユース選手権(U-15)大会MOM]横浜FMジュニアユースFW中丸流佳_衝撃の決勝3発で大会MVPに!!

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[中学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[8.12 日本クラブユース選手権(U-15)大会決勝 横浜FMジュニアユース 3-0 F東京U-15むさし 帯広の森陸上競技場]

 日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会の決勝戦。横浜F・マリノスジュニアユースのFW中丸流佳が、FC東京U-15むさしを相手に衝撃のハットトリックでチームを優勝に導く活躍を見せた。

「決勝トーナメントに入ってからまるで点を取れてなくて、チームに迷惑ばかり掛けていた。決勝でしっかり結果を出せて良かった」。試合後、本人がまず見せたのは意外にも安堵の表情だった。「今日はいい感じの緊張感で試合に入れていた」と言うように、序盤からエンジンの掛かったプレーを披露。前半38分にロングボールから先制点を奪うと、後半2分には榊原彗悟のスルーパスから抜け出して2点目を奪い取る。「いい動き出しをしてくれて『流佳ならいける』と思った」と言う榊原と、「『彗悟なら絶対に出してくれる』と思った」と言う中丸の息が合った完璧な崩しだった。

 さらに3点目は前線でコンビを組む棚橋尭士のアシストからダイレクトシュートを突き刺す形。二人の関係性は片方がクサビで受ければ、もう片方は裏を狙うという具合によく整理されており、「前の二人のゴールへの迫力、力強さは段違いだった」とFC東京むさし・京増雅仁コーチも脱帽のプレーぶりだった。ただ、二人の関係が良くなったのは、この大会に入ってからだったとも言う。

「(棚橋とのコンビは)予選のころはそんなに上手くいっていなかった。こっち(帯広)に来てから予選リーグのあたりから段々良くなってきて、試合を重ねるごとに手応えが出てきた」と中丸は言う。大会を通じて完成したコンビネーションも武器にして中丸が通算8得点でMVPに輝けば、棚橋も11得点で得点王を獲得。大会最強2トップが優勝のけん引車となった。

[写真]後半4分、横浜FMジュニアユースは中丸が左足ダイレクトで3点目のゴール!

(取材・文 川端暁彦)

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