シャルケMFユリアン・ドラクスラーの去就については、30日に何らかの答えが出ることになるかもしれない。ユベントス移籍か、ボルフスブルク移籍か、それともシャルケに残留するのだろうか。

　2列目の大型補強を模索し続けてきたユベントスは、一旦はオファーを断られたシャルケに対して提示額を増額。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によれば移籍金2600万ユーロ+ボーナス650万ユーロと見られる金額で両クラブがほぼ合意に達し、あとは支払いの分割方法など詳細を詰めるだけの段階を迎えていたという。ドラクスラー自身も個人面でユーベと合意に達していた。

　だが、シャルケとドラクスラーは29日に決断を躊躇する様子を見せ、ユベントスに最終的な「OK」の返事を返さなかったようだ。その背後には、ボルフスブルクがより魅力的なオファーを出してきたことがあると見られている。

『トゥットスポルト』によればユベントスは30日昼を最終的な期限としてシャルケとドラクスラーに回答を求めており、そこで決定に至らなければ同選手の獲得を断念する意向だという。

　一方で、ユベントスはマルセイユとの間で3選手の移籍に関する取引をまとめつつあるようだ。ユーベがターゲットとしているのは、マルセイユに所属する21歳のMFマリオ・レミナだ。

　フランス『レキップ』などによれば、レミナの移籍取引に含められることになると見られていたユベントスMFマウリシオ・イスラとDFパオロ・デ・チェッリエの2人が、マルセイユへの買い取りオプションつきレンタルで合意したとのこと。イスラに関しては、バイエルン移籍が合意したと見られるFWキングスレイ・コマンとともに、マッシミリアーノ・アッレグリ監督が「退団するところだ」と認めていた。

　マルセイユは今季サッスオーロからユベントスに加入したFWシモーネ・ザザの獲得も望んでいたようだが、こちらは実現が難しい模様。代役として、マルセイユはミランFWアレッサンドロ・マトリの獲得に動く可能性も伝えられている。

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