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本田先発ミラノダービー、インテルが開幕3連勝飾り首位に浮上

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[9.13 セリエA第3節 インテル1-0ミラン]

 セリエAは13日、第3節を各地で行った。日本代表DF長友佑都の所属するインテルと、同MF本田圭佑の所属するミランによる「ミラノダービー」が行われ、インテルが1-0で勝利。今季セリエA唯一の開幕3連勝を飾った。

 Aマッチウイークを終えて、今週末よりリーグ戦が再開。ミラノではいきなりダービーマッチが用意された。本田はトップ下で先発出場。本田にとってはミラノダービーで初のスタメン出場となった。対する長友は開幕3戦連続のベンチスタートになった。

 立ち上がり攻めたのはミランだった。開始3分にFWバッカのスルーパスにFWルイス・アドリアーノが反応。シュートまで持ち込むが、GKサミール・ハンダノビッチにセーブされる。同7分にもバッカとルイス・アドリアーノのコンビでゴールに迫ったが、ゴールにはならなかった。

 トップ下に入った本田も積極的にゴールを狙う。前半17分には中央に切り返して右足シュート。これは大きく枠を外してしまったが、同31分にはミドルレンジから得意の左足を振り抜く。ハンダノビッチにセーブされたが、スタジアムを沸かせた。

 試合が進むにつれてインテルにもエンジンがかかり出す。前半42分には本田にイエローカードが出たFKからMFフレディ・グアリンがヘディングシュート。スコアレスで折り返した後半には連発中の新加入MFステファン・ヨベティッチがミドルシュートを狙うなど、安定した攻撃を見せ始める。

 そして後半13分、試合がついに動きを見せる。インテルはグアリンがドリブルで持ち上がると、ゴール前中央から左足で巻くようにしたシュートを狙う。これが枠左をしっかり捕え、先制点となった。

 先制を許したミランは、後半16分からFWマリオ・バロテッリを投入。リバプールから復帰後初出場となる悪童の登場に、スタジアムは大ブーイングに包まれる。投入直後のプレーでFKを蹴るが、アシストを狙ったスピードボールは誰も触ることなくそのまま抜けていった。

 後半23分にインテルにアクシデントが起こる。DFファン・ジェズスが負傷退場。左SBの負傷に長友の投入も期待されたが、ロベルト・マンチーニ監督は新加入DFアレックス・テレスの投入を決断。テレスはそのまま左SBに入った。

 ミランは終盤、バロテッリが中心になって同点ゴールを目指した。後半33分にはバロテッリの強烈ミドルが左ポストを直撃。本田が退いた直後の同37分にはバロテッリがFKを狙うが、枠内に飛んだシュートはハンダノビッチに弾きだされてしまった。

 試合はこのままインテルが1-0で逃げ切り、開幕3連勝を飾った。唯一の3連勝を飾り、首位に浮上した。なお、長友は最後まで出番はなかった。


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