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[国体少年男子]U-18代表SBの背中追う、「何回もオーバーラップできる」兵庫SB前川智敬

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[9.29 国体少年男子準々決勝 石川県 1-2 兵庫県 上富田スポーツセンター多目的グラウンド]

 逆転勝ちした兵庫県の右サイドでスピードと運動能力の高さを示していたのが、SB前川智敬(神戸U-18、1年)だ。ボールが入ると、そのスピードとパワーで右サイドを突破。自分の持ち味を「何回もオーバーラップできる。何回も行ける体力とか守備の強さとスプリント力とかそういうところだと思います」というSBが兵庫の攻撃力を確実に高めていた。
 
 リードを奪われる苦しい展開だったが、所属する神戸U-18でもチームメートのMF佐藤昴との連係で相手DFラインの背後を繰り返し急襲。「チームでやっている通りにやったらどこのチームにも通用するかなと思って、できることをやろうと続けていました。自分のできるプレーが100%ではなかったと思いますけれど、できたんでよかったと思います」と振り返ったDFは強引に、そして「何回も行ける」突破に加え、再三飛ばしたロングスローでも脅威になっていた。

 神戸U-18にはU-18日本代表の右SB藤谷壮がいる。「間近で見ていてホンマに速い。めっちゃ尊敬している。今は無理やけど、あの選手を越えるような選手にならないと、トップに上がれない。自分の長所伸ばしていって越えられるようになっていきたいです」と将来挑戦する覚悟がある。

 今回の国体は自分の実力を確かめる場だ。「自分はホンマに高いレベル目指してやってきて、、自分が全国でどこまで通用するか確かめる場やと思ってやっているし、代表とか縁がないけれど、こういうところで目立って少しでもそういうところに入っていきたいし、優勝したい」。ともに戦う「多分、見てくれたらわかると思うんですけど、めちゃくちゃ明るい。それに加えて自分たちの個とか自信をもってプレーしているんで、すごく良いチームに仕上がっていると思います」という仲間たちと日本一を勝ちとる。

(取材・文 吉田太郎)
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