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リバプール、クロップ監督初陣を白星で飾れずトッテナムとスコアレスドロー

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[10.17 プレミアリーグ第9節 トッテナム0-0リバプール]

 プレミアリーグは17日、第9節を各地で行った。リバプールは敵地でトッテナムと対戦し、0-0の引き分け。ユルゲン・クロップ新監督の初陣を白星で飾ることはできなかった。

 リバプールは今季開幕2連勝と好スタートを切ったが、9月4日の第8節エバートンに引き分け、開幕から8試合を終えて3勝3分2敗となっていた。この結果を受けて、クラブは同試合後のわずか約3時間後に12年からリバプールの監督を務めていたブレンダン・ロジャース前監督を解任。今月8日に昨季までドルトムントを率いていたクロップ氏を新監督に招聘した。

 クロップ新監督の初陣は守護神にGKシモン・ミニョレ、最終ラインは左からDFアルベルト・モレノ、DFママドゥ・サコ、DFマルティン・シュクルテル、DFナサニエル・クライン。ボランチにMFエムレ・カン、MFルーカス・レイバ。2列目はMFアダム・ララーナ、MFコウチーニョ、MFジェームズ・ミルナーが入り、トップにFWディボック・オリジが入っている。なお、FWダニエル・スターリッジはベンチにも入っていない。

 リバプールは新監督へのアピールからか立ち上がりから素早いプレスで試合を優位に進める。前半10分、ミルナーの右CKをカンが頭でファーサイドへそらし、オリジがヘディングシュート。決定機だったがクロスバーを叩き、こぼれ球も押し込めなかった。

 トッテナムはMFナセル・シャドリが負傷し、前半11分にMFクリントン・エンジーとの交代を余儀なくされる。同28分、高い位置でボールを奪うとFWハリー・ケインのラストパスをPA右でエンジーが右足アウトサイドで合わせたがGKミニョレがセーブ。同37分にはMFクリスティアン・エリクセンのスルーパスからケインが左足シュート。GKミニョレが弾いたボールをMFデレ・アリが右足で狙ったがサコの体を張った守備に阻まれた。

 お互いに前半は激しかったが後半は落ち着いた展開となり、なかなかチャンスを作れないでいた。トッテナムはケインが前線で起点となり、エリクセンが攻撃を組み立てるがリバプールの守備を崩すことができない。同39分には決定機が訪れたが、左から斜めにドリブルで突破したエリクセンのラストパスをフリーで走り込んだケインが右足ダイレクトで狙うもGKミニョレの好セーブに遭った。

 劣勢のリバプールは中盤でボールを奪われることが多く、なかなかシュートまで持ち込めない。後半45分、カンが右足ミドルを放つもGKウーゴ・ロリスに阻まれる。同アディショナルタイム2分には右PA手前でFKを獲得もモレノが蹴ったボールは壁に阻まれ、そのまま0-0で試合終了。リバプールは2試合ぶりの白星を挙げることはできなかった。

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