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アルゼンチン代表で受ける批判に不満のメッシ 「国歌は意図的に歌わない」

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 バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシは、代表チームの結果に関して母国のサポーターから受ける批判に強い苛立ちを覚えているようだ。試合前に国歌を歌わないのもそのためであり、意図的なことだと話している。

 アルゼンチン代表はメッシの活躍にもけん引され、昨年のブラジル・ワールドカップ(W杯)と今年のコパ・アメリカでいずれも決勝に進出。だが両大会ともにタイトルを逃したことで批判の声も上がった。

 コパ・アメリカ準優勝に終わった後には、メッシは批判に嫌気が差して代表チームと距離を置くことを考えているのではないかとの憶測もあった。事実とはならなかったが、アルゼンチンのエースが批判に対して不満を抱いているのは間違いない。アルゼンチン『TyCスポーツ』のインタビューでメッシは次のように語った。

「僕らは幸い、W杯の決勝にもコパ・アメリカの決勝にも進むことができた。でも、まるで何もしていないかのようだ。優勝はできなかったけど、決勝まで進んだんだ。ベスト16で敗れたわけじゃない。『タマを見せろ』とか『ユニフォームの意味を感じていない』とか言われると腹が立つよ」

「誰よりもまず僕らが勝ちたいと思っているし、カップを掲げたい、祝福したいと思っている。試合の中では色々な状況が起こるものだ。W杯決勝では敗れたけど、ドイツも良い選手たちのいるチームだよ」

 試合前に国歌を歌わないとして批判を受けることに対しては、次のように述べた。

「こういうことが始まって以来、意図的にそうしているよ。歌っても歌わなくても何も変わらないならね。馬鹿げたことだよ」

 それでもアルゼンチン代表でのタイトルが欲しい思いは変わらないと語るメッシに、次の挑戦の機会はまたすぐにやってくる。2016年にはコパ・アメリカ開始から100周年を祝う記念大会、コパ・アメリカ・センテナリオが開催される予定だ。

「代表チームでのプレーはいつも優先していて、勝ちたいと思っている。コパ・アメリカはいつもとは違う大会になるし、優勝できれば素晴らしいことだろうね」
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