beacon

長友フル出場のインテル、痛恨後半ATにPK献上…土壇場弾で敗れ首位陥落の可能性

このエントリーをはてなブックマークに追加

[1.10 セリエA第19節 インテル0-1サッスオーロ]

 セリエAは10日、第19節を行った。日本代表DF長友佑都の所属するインテルはホームでサッスオーロと対戦し、0-1で敗れた。勝ち点を39のまま伸ばせなかったインテルは、首位陥落の可能性が出てきてしまった。

 16年最初のゲームとなった6日のエンポリ戦を1-0で制していたインテル。今季9度目の“ウノゼロ”と、ウインターブレイク明けでも、内容のあるゲームを見せることが出来た。中3日で迎えたこの日は、ホームに上位サッスオーロを迎えてのゲーム。直接叩いて、首位をキープしたいところだった。

 スタメンは前節からメンバーに変更はなかった。長友も先発メンバーに名を連ねる。ただ、前節は左SBでの先発となっていたが、今節はDFダニーロ・ダンブロージオとポジションを入れ替えた右SBでの先発となった。

 立ち上がりはインテルが立て続けにチャンスを作った。前半19分には長友の右クロスからMFアデム・リャイッチがヘディングで合わせるが、シュートは枠を外れてしまう。

 首位叩きにモチベーションの高いサッスオーロも攻撃に圧力をかけるが、GKサミール・ハンダノビッチが高い集中力で跳ね返し続ける。拮抗したゲームは前半をスコアレスで折り返した。

 後半に入っても均衡はなかなか崩れない。後半に入っても両GKが高いパフォーマンスでゴールマウスを守り続ける。後半17分には長友のクロスからリャイッチが狙うが、ゴールネットを揺らすことは出来ない。リャイッチはこの試合、再三決定機を迎えたが、いずれも決めきることは出来なかった。

 試合はこのままスコアレスドローで終えるかと思えた後半アディショナルタイム5分、DFミランダがエリア内でファウルを犯してしまい、インテルはPKを献上。FWドメニコ・ベラルディに決勝点を決められてしまった。インテルは2戦ぶりとなる今季4敗目を喫した。このあとフロジノーネと敵地で対戦するナポリが勝利すれば、首位が入れ替わることになる。


●欧州組完全ガイド
●セリエA2015-16特集

TOP