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[EL]香川、追加点演出で2点に絡む…ドルトムントはホームで先勝

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[2.18 EL決勝トーナメント1回戦第1戦 ドルトムント2-0ポルト]

 ヨーロッパリーグ(EL)は18日、決勝トーナメント1回戦第1戦を行い、MF香川真司の所属するドルトムント(ドイツ)はホームでポルト(ポルトガル)と対戦し、2-0で先勝した。香川は公式戦2試合連続の先発出場。後半26分の追加点を演出するなど全2得点に絡み、後半41分に交代した。第2戦は25日にポルトのホームで行われる。

 長期離脱していたMFヌリ・サヒンが先発で昨年2月28日のシャルケ戦以来、約1年ぶりの公式戦復帰を果たしたドルトムント。試合開始早々の前半6分、ショートコーナーで香川とワンツーしたMFヘンリク・ムヒタリアンの左クロスにDFウカシュ・ピシュチェクが右足で合わせると、GKイケル・カシージャスが弾いたボールを再びピシュチェクが頭で押し込み、幸先よく先制に成功した。

 前半32分にはPA内左にこぼれたボールをMFマルコ・ロイスが拾ってマイナスのパス。ゴール正面の香川がワントラップから右足でシュートを打ったが、体勢が崩れ、ゴール右へ外れた。追加点のチャンスを生かせず、前半は1-0で終了。後半12分には355日ぶりの復帰戦となったサヒンに代わってMFモリッツ・ライトナーがピッチに入った。

 後半19分、再び香川にチャンスが訪れる。ライトナーからの浮き球のパスを右足ボレーで狙ったが、キックはミートせず、こぼれ球がロイスの足下へ。ロイスのシュートをゴール前で倒れていた香川が足に当てて角度を変えたが、枠を捉えることはできなかった。それでも後半26分、香川が起点となって追加点を奪う。

 PA手前でボールキープした香川がPA内右でフリーのムヒタリアンへスルーパスを通すと、ムヒタリアンはワンタッチで後方に落とし、ロイスが右足でシュート。これがDFマルティンス・インディに当たってコースが変わり、ゴールマウスに吸い込まれた。

 香川は後半38分にゴール前で決定機を迎えたが、軸足が滑って左足のシュートはカシージャスに阻まれる。同40分には香川の左クロスに合わせたムヒタリアンのヘディングシュートが左ポストを直撃した。香川は直後の41分にMFマティアス・ギンターと交代。3点目こそ奪えなかったが、そのままアウェーゴールを許すことなく2-0の完封勝利をおさめたドルトムントが16強入りへ前進している。

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