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欧州でも誤審で波紋…バレンシアの下部組織がPKゴールが認められずに敗戦

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 UEFAユースリーグであった判定が波紋を広げている。

 23日に行われたラウンド16でチェルシー(イングランド)とバレンシア(スペイン)が対戦。前半44分にチェルシーが先制したが、直後にバレンシアがPKで追いつき、試合はそのまま延長戦、PK戦へと向かった。

 迎えたPK戦。チェルシーの1人目が成功して迎えた後攻バレンシアの1人目のPKが問題になっている。FWアルバート・ジルの蹴ったシュートはゴール左へ向かうと、左隅内側の金具部分を叩いて枠外に戻ってきたように見えた。しかしこれをジャコット主審はノーゴールと判定したのだ。

 結局チェルシーは5人全員が成功。喜ぶチェルシーイレブンとは反対に、バレンシアの選手たちは審判団に猛抗議した。だが判定は覆らず、PK戦を5-3で制したチェルシーが8強に駒を進めた。

 敗れたバレンシアは公式ツイッターや公式チャンネルに問題の場面を投稿。問題提起すると、勝ったチェルシー側も判定に異議を唱えるツイートをした。バレンシアはこのツイートに拍手マークを付けて反応している。

 Jリーグでは先日あったゼロックススーパー杯であったPKを巡る判定が物議を醸すなど、審判の“誤審”問題は後を絶たない。Jリーグは24日に追加副審の試験的な導入を発表した。これもサッカーの一部と考えてしまえばそれまでだが、今後も議論の余地を残している。



[写真]バレンシアのYouTube公式チャンネルのキャプチャー画面。内側の斜めに付いている金具部分に当たって跳ね返ったように見える

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