本当に単なるミスなのか、それともサポーターの反応に素早く対応したのか…?リバプールは、一旦発表したヨーロッパリーグ(EL)の試合のチケット料金を「間違い」だったとして引き下げた。イギリスメディアが伝えている。

　26日に行われたELベスト16組み合わせ抽選により、リバプールは同じイングランドのマンチェスター・ユナイテッドと対戦することが決定。国内最大のライバル同士が欧州の舞台で激突する試合には大きな注目が集まることになりそうだ。

　3月10日に予定されるホームでのファーストレグに向けて、リバプールが当初公式サイトで発表したチケット料金は最大59ポンド(約9300円)だった。決勝トーナメント1回戦アウクスブルク戦のチケット料金が27～35ポンドだったこともあり、約2倍の料金設定に、ファンとしては足元を見られた思いだったかもしれない。

　だが、クラブはこの料金が間違いだったとして訂正。実際のチケット料金は25～35ポンドの範囲内になるとのことだ。クラブのスポークスマンは次のように述べている。

「マンチェスター・ユナイテッド戦の当初のチケット料金は、修正過程の一部として設定されたものだった。その後、料金を見直して適切に再設定を行った」

　今月6日のプレミアリーグ第25節サンダーランド戦では、1万人以上のリバプールサポーターが試合途中でスタジアムを立ち去るという形で、来季からのチケット料金引き上げに抗議する一幕もあった。今回は素早い対応によりサポーターとのあつれきを回避することができたと言えるのだろうか。

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