チェルシーGKティボー・クルトワは、今季プレミアリーグで4位以内に浮上することが事実上不可能だと認めつつ、カップ戦でのタイトル獲得が残された目標だと強調した。

　昨季プレミアリーグで優勝を飾ったチェルシーだが、今季は序盤から大きく出遅れ、12月にはジョゼ・モウリーニョ前監督を解任することになった。フース・ヒディンク監督を迎えて以降は無敗とはいえ、現在12位のチェルシーと4位マンチェスター・シティとは残り12試合で14ポイント差だ。

　自身も負傷離脱で苦しい時期を過ごしたクルトワは、今季前半の低迷を振り返って次のように語った。イギリス『インディペンデント』が伝えている。

「僕らはチャンピオンになって、素晴らしいシーズンを過ごすことができた。でも今シーズンは違っている。モウリーニョのようなトップレベルの監督が解任されたのは悲しいけど、進んでいくしかないんだ」

「過去に目を向けることはできないし、前を見なければならない。僕らは良くない状況にあったから、クラブは決断を下さなければならなかった。選手たちとしても、改善が必要だと分かっていたよ」

　少なくとも何らかのタイトルを獲得してシーズンを終えれば、リーグでの低迷を埋め合わせることができるかもしれない。

「今はうまくやれているし、順位を上げることもたぶんできるだろう。でも、4位以内は問題外だ。何より大事なのはFAカップとチャンピオンズリーグだと思う。それが僕らの一番の目標だ」

「毎年トロフィーを手に入れて、『何かを勝ち取ることができた』と言えれば素晴らしいことだ。良くないシーズンをポジティブな形で終えるためには、それが良い方法だね」

---

●プレミアリーグ2015-16特集