イギリス『ガーディアン』は、アントニオ・コンテ現イタリア代表監督がチェルシー指揮官就任に近づいていると報じた。双方の話し合いがうまく進んでいる、と伝えている。

　チェルシーは今季、まさかの不振に陥った。昨季プレミアリーグ王者はシーズン途中でジョゼ・モウリーニョ監督を解任、フース・ヒディンク暫定監督を据えた。

　ヒディンク監督は来季以降の続投を望んでおらず、来季の監督人事に憶測が飛び交っている。その有力候補がコンテ監督だ。

　コンテ監督はEURO2016の後の退任が予想されており、その去就が話題となっていた。『ガーディアン』によると、この1か月間でチェルシーとコンテ監督側との話し合いが何度か行われており、関係者は「とてもポジティブ」な感触があると話したという。今後10日以内にも正式オファーが出されるとのことだ。

　また同紙は、コンテ監督の年俸が630万ポンド(約9億9200万円)になると予想。本人もクラブの監督に戻りたがっていると伝えている。

　チェルシーの来季監督候補には、ほかにもユベントスのマッシミリアーノ・アッレグリ監督とアトレティコ・マドリーのディエゴ・シメオネ監督が有力候補として噂されている。だが、両者とも現在のクラブに残ることを望んでいると、『ガーディアン』は伝えている。

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