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理想はバルサ?“ハリル流ゾーンプレス”習得へロープを使って意識付け

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 理想はバルセロナ!? 千葉合宿中の日本代表候補は8日、2部練習を行い、午前練習ではバヒド・ハリルホジッチ監督が前日7日の練習で熱弁を振るった「ゾーンプレス」をピッチ上で実践。4人がロープを持って横に並び、一定の距離を保ちながらボールホルダーにプレッシャーをかける守備の動きを確認した。

 ハリルジャパンの始動となった昨年3月の大分合宿でも行われた「ロープトレーニング」。連動してプレッシャーをかける際の選手同士の距離感とチャレンジ&カバーを意識付けるための“小道具”で、DF昌子源(鹿島)は「ロープを持って、一人が出たらロープに沿って付いて来いということ」と説明した。

 DF槙野智章(浦和)は「前回(昨年3月の大分合宿で)はボランチから後ろの選手が紐を持ってやったけど、今日は前線の選手もやっていた」と指摘。縦も横もコンパクトに保ち、ボールを失った瞬間に前線から奪い返しに行く「ゾーンプレス」を体現するため、攻撃陣も含めた全選手が交代交代で参加した。

 約1時間15分に及んだ前日7日夜のミーティングも守備の戦術確認に費やした。今季のJリーグ第1節、第2節の映像を用い、プレッシャーの距離が遠かった場面や、寄せが甘いため簡単にクロスを上げられたシーンなどを抽出。そのうえで、「最終的にこうなりたい」(霜田正浩技術委員長)という“理想形”として映像に登場したのがバルセロナだった。

 ミーティングでハリルホジッチ監督が強調したのは「日本の選手は無駄なファウルが多い」ということ。特にゴール前では「不必要なファウルを減らしていこう」と選手に呼びかけた。昌子によると、ミーティングで見たバルセロナの映像も「マスチェラーノがノーファウルでボールを奪ったり、ボールを下げさせたりしているシーンだった。監督は『日本人はここでファウルをしてしまう』と言っていた」という。

 指揮官はアグレッシブでコンパクトな守備を提唱するが、昌子は「アグレッシブだけど、ファウルをするようなアグレッシブではない」と指摘。槙野も「バルセロナの選手はフィジカル的な部分で日本人に近いところもあるというか、背が大きくなかったりするけど、しっかりノーファウルでボールを奪う。それをこのチームでもやっていきたいということだった」と、“ハリル流ゾーンプレス”の狙いを代弁した。

(取材・文 西山紘平)


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