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「自分の立場を考えると…」FC東京MF羽生、無念の負傷交代

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[4.20 ACLグループリーグ第5節 FC東京 0-3 全北現代 東京ス]

 わずか17分間での途中交代となった。先発出場を果たしたFC東京MF羽生直剛だったが、負傷のために前半17分にピッチを後にした。

 左サイドハーフの位置で先発した羽生は、前半12分に右サイドからDF徳永悠平が送ったクロスに飛び込むなど積極的な姿勢を示したが、試合中に負傷。J1リーグで出場機会が限られる羽生にとって、「自分の置かれている立場を考えると試合に長く出たかったし、この試合で何かを意思表示したかった」のは当然だろう。

 しかし、36歳を迎えたベテランは「ジョギングするのにも痛かったし、力が入らないという感じだった。チームに迷惑を掛けるのが一番の問題」と自ら交代を要求してベンチへと下がった。

 その後チームは3失点を喫して0-3の完敗。グループ首位から陥落することになった。5月4日にはグループリーグ突破を懸けてビン・ズオンのホームに乗り込むことになるが、まずは次の公式戦であるJ1第8節甲府戦に向けて「準備するだけ」と語る。

「今は公式戦の結果を見れば(3連敗中)、チームがすごい良い状況ではない。良いコミュニケーションを取りながら、チーム全体で強い意志のある集団を作っていきたい」

(取材・文 折戸岳彦)

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