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優勝争うアトレティコに懸念 退席のシメオネ、3試合ベンチ入り禁止の可能性

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 23日のリーガ・エスパニョーラ第35節で、マラガに1-0と勝利したアトレティコ・マドリーだが、退席となったディエゴ・シメオネ監督に3試合のベンチ入り禁止処分が科されるかもしれない。

 問題となったのは前半終了間際、マラガがカウンターを仕掛けたときだ。アトレティコのテクニカルエリアからボールがピッチに投げ込まれる。プレーは続けられたが、マラガの抗議は当然だった。

 マテュー・ラオス主審は前半終了後、ボールを投げ入れた人物を特定しようとしたが判明せず、最終的にシメオネ監督を退席処分とする。指揮官は後半からスタンドで試合を観戦した。

 地元メディアが報じたレギュレーションによると、ベンチからボールなど障害物が投げ込まれ、人物が特定できない場合、監督がその責任を負う形で退席になる。また、この違反は通常、3000ユーロの罰金と最低3試合のベンチ入り禁止処分に値するという。

 シメオネ監督は試合後、主審の判断は正しかったと述べている。『ESPN』がコメントを伝えた。

「主審がルールにのっとり、正しい決断を下したことは明らかだ。彼はやるべきことをやった。(ボールを投げたのは)我々の隣にいた少年(ボールボーイ)だったが、それで何かが変わるわけではない」

 処分が適用されれば、シメオネ監督はリーガの残り試合すべてでベンチから指揮を執ることができない。バルセロナレアル・マドリーと優勝を争っているアトレティコにとっては、大きな痛手となるが…。

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