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チェルシー、痛恨の逆転負け…サンダーランドは残留に大きく前進

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[5.7 プレミアリーグ第37節 サンダーランド3-2チェルシー]

 プレミアリーグは7日、第37節を行った。チェルシーは敵地でサンダーランドと対戦し、2-3で逆転負けを喫した。

 11日に第30節の延長分、リバプール戦を控えているチェルシーは、トッテナムの優勝を阻止した前節から2人を代え、GKティボー・クルトワとMFエデン・アザールが先発出場した。前半14分、セットプレーの流れからDFガリー・ケーヒルが出したパスは相手にカットされたが、PA内左にこぼれたボールをFWジエゴ・コスタが右足でゴールに流し込み、チェルシーが先手を取った。

 現在降格圏の18位に沈むサンダーランドもホームで意地を見せる。前半41分、FKの流れからケーヒルがヘッドでクリアしたボールをMFワビ・カズリが右足ダイレクトボレー。強烈なシュートがゴール右隅に突き刺さり、同点とする。しかし、チェルシーもアディショナルタイム3分、DFセサル・アスピリクエタのヘッドのラストパスをMFネマニャ・マティッチが左足で流し込み、前半を2-1で終えた。

 後半開始から立て続けにチャンスを迎えたチェルシー。後半4分、アザールのドリブル突破からラストパスを受けたコスタが右足シュートもGKビト・マンノーネの正面。同17分には、アザールのリターンを受けたMFセスク・ファブレガスがPA内中央でフリーのD・コスタに送り、右足シュート。決定的な場面だったが、慎重になりすぎたのかGKマンノーネの守備範囲に飛んだ。

 ピンチを逃れたサンダーランドは後半22分、左からDFパトリック・ファン・アーンホルトがマイナスに折り返したボールをペナルティーアークで受けたFWファビオ・ボリーニが右足一閃。GKクルトワの目の前でDFジョン・テリーに当たり、2-2と試合を振り出しに戻す。さらに3分後の25分、右サイドからのクロスをFWジャーメイン・デフォーがトラップから素早く右足を振り抜き、3-2。サンダーランドの一気に逆転に成功した。

 まさかの逆転を許したチェルシーは後半29分にゴール正面やや右でFKを獲得。名手MFウィリアンが直接狙ったが、GKマンノーネに弾き出される。後半アディショナルタイムにはテリーがこの日2枚目の警告を受けて退場。試合はそのまま3-2でサンダーランドが逆転勝利をおさめ、残留へ貴重な勝ち点3を獲得した。一方のチェルシーは3試合ぶりの黒星を喫した。

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