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バイエルン戦の教訓を来季につなげたいトゥヘル「学ぶべきことがたくさんある」

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 21日に行われたDFBポカール決勝で、ドルトムントバイエルンに敗れて準優勝に終わった。トーマス・トゥヘル監督はこの敗戦を教訓とし、来シーズン以降につなげたいと前を向いている。

 ブンデスリーガでバイエルンに及ばず2位に終わったドルトムントは、カップ決勝でその悔しさを晴らしたいところだったが、またもタイトルには手が届かなかった。0-0で120分間を終え、最後はPK戦でバイエルンに軍配が上がった。

 就任1年目を無冠で終えたトゥヘル監督は、ドイツ『スカイ』に次のように語っている。

「学ぶべきことがたくさんあると示されたね。ファイナルを経験し、こういうエネルギーを感じるのは非常に勉強になることだ。バイエルンがどれほどの自信を持って試合に臨むのか、どれほどシャープな動きを見せるのか、などとね」

「今日に関しては、試合の質はそれほど良くなかったかもしれない。リーグ後半戦でバイエルンと対戦したときの方が良かったと思う。シーズンの最後ということで、疲れもあったかもしれない。色々と教訓を得られたよ」

 PK戦では1人目のMF香川真司が成功させたが、続くMFスベン・ベンダーとDFソクラティス・パパスタソプロスが決められなかった。指揮官は采配ミスがあったと感じているようだ。

「彼らが2番目と3番目のキッカーとして蹴るべきではなかった。順番を変えなかったことは残念に思っているよ」

 教訓を無駄にせず、来季こそはバイエルンの覇権を打ち破ることができるだろうか。改善が必要な点についてトゥヘル監督は次のように述べた。

「もっと自信をつけ、ボールを保持しているときにはもっとそういう自信を持ってプレーしなければならない。判断をもっと速くすることも必要だ。改善の余地はたくさんあるね。もちろん守備面では勤勉に仕事をして、情熱を込めた守備ができていたが、ボールを持って回復する時間帯も必要だ。今日はそれが少なすぎた」

「PK戦での敗北によって、今季リーグ戦で78ポイントを獲得したことや、シーズンのすべてが取り消されてしまうようなことはもちろんない。落胆はしているが、とにかく課題を解決し、また7月からスタートしよう」

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