ロシアのフーリガンがイングランド人ファンを暴行した呆れた理由とは?
EURO2016が開催されているフランスのマルセイユでロシアサポーターとイングランドサポーターが暴動を起こした事件で、ロシアのフーリガンが『AFP』の取材に応じた。
ロコモティフ・モスクワのサポーターでもあるウラジミールは「ロシアのフーリガンの中でも最強の150人がイングランドを倒しにマルセイユへ行ったんだ」と語る。
なぜイングランドのサポーターと衝突が起こったのか? その理由が、ウラジミールの言葉から見えてくる。
「どこのチームを応援しているかなんて関係ない。俺たちはイングランドの奴らと戦うために、ロシアから来たんだ」
「アイツらは自分たちが“本物のフーリガン”だと思ってるようだが、それは違う。イングランド人なんて女みたいにひ弱さ奴ばかりだ。それを教えてやるために、俺たちはマルセイユに行ったんだ」
「イングランドのファンは、体はデカイが、ただビールを飲んでるだけのおっさんばっかりだ」
「ロシアのフーリガンは違う。俺たちは若い。20~30歳くらいだ。みんなスポーツが好きで、特にボクシングとかマーシャルアーツのような格闘技で体を鍛えてる」
要するに彼らはサッカーファンとしてマルセイユを訪れたのではなく、最初から暴動を起こすことが目的だったわけだ。ウラジミールは続ける。
「マルセイユへ行った理由かい? イングランドの奴らに、『お前らは本物のフーリガンじゃねぇ!』ということを教えてやるためさ。奴らは闘い方すら知らないからな」
「イングランド人はバーに置いてあるイスやビールのビンがないと闘えない。俺たちは素手で闘う。使うのは拳だけだ」
「相手を殺したり怪我させたりしたいというわけじゃない。ただ、俺たちの強さを見せつけられればいいんだ」
実際、ロシアのフーリガンたちはマウスピースやマーシャルアーツ用のグローブやナイフを保持し、使用している者も多かった。そのことは多くの写真やビデオで確認されている。サッカーファン同士がヒートアップして起こった暴動ではなく、(少なくともロシア側は)“戦闘準備”をした上でマルセイユ入りした経緯が見えてくる。
さらに、ウラジミールは「国旗を持ってる奴や、ロシア代表チームのユニフォームやTシャツを着てる奴は、フーリガンじゃない」、「フーリガンたるもの、簡単に人ごみに紛れられるような格好をしてなきゃダメだ。俺は普通のシャツとズボンと革靴だったぜ」と話している。
ロシアとイングランドのサッカー協会は今回の暴動により、UEFA(欧州サッカー連盟)から「失格も含めた処分の可能性がある」と警告を受けている。しかし、もし仮に暴動を起こしたフーリガンたちが代表チームを応援する気持ちではなく、単に暴動を起こすことを目的としていたのだとしたら……サッカーファンはもちろんのこと、両協会すら“被害者”と言えるのかもしれない。
●EURO2016特設ページ
ロコモティフ・モスクワのサポーターでもあるウラジミールは「ロシアのフーリガンの中でも最強の150人がイングランドを倒しにマルセイユへ行ったんだ」と語る。
なぜイングランドのサポーターと衝突が起こったのか? その理由が、ウラジミールの言葉から見えてくる。
「どこのチームを応援しているかなんて関係ない。俺たちはイングランドの奴らと戦うために、ロシアから来たんだ」
「アイツらは自分たちが“本物のフーリガン”だと思ってるようだが、それは違う。イングランド人なんて女みたいにひ弱さ奴ばかりだ。それを教えてやるために、俺たちはマルセイユに行ったんだ」
「イングランドのファンは、体はデカイが、ただビールを飲んでるだけのおっさんばっかりだ」
「ロシアのフーリガンは違う。俺たちは若い。20~30歳くらいだ。みんなスポーツが好きで、特にボクシングとかマーシャルアーツのような格闘技で体を鍛えてる」
要するに彼らはサッカーファンとしてマルセイユを訪れたのではなく、最初から暴動を起こすことが目的だったわけだ。ウラジミールは続ける。
「マルセイユへ行った理由かい? イングランドの奴らに、『お前らは本物のフーリガンじゃねぇ!』ということを教えてやるためさ。奴らは闘い方すら知らないからな」
「イングランド人はバーに置いてあるイスやビールのビンがないと闘えない。俺たちは素手で闘う。使うのは拳だけだ」
「相手を殺したり怪我させたりしたいというわけじゃない。ただ、俺たちの強さを見せつけられればいいんだ」
実際、ロシアのフーリガンたちはマウスピースやマーシャルアーツ用のグローブやナイフを保持し、使用している者も多かった。そのことは多くの写真やビデオで確認されている。サッカーファン同士がヒートアップして起こった暴動ではなく、(少なくともロシア側は)“戦闘準備”をした上でマルセイユ入りした経緯が見えてくる。
さらに、ウラジミールは「国旗を持ってる奴や、ロシア代表チームのユニフォームやTシャツを着てる奴は、フーリガンじゃない」、「フーリガンたるもの、簡単に人ごみに紛れられるような格好をしてなきゃダメだ。俺は普通のシャツとズボンと革靴だったぜ」と話している。
ロシアとイングランドのサッカー協会は今回の暴動により、UEFA(欧州サッカー連盟)から「失格も含めた処分の可能性がある」と警告を受けている。しかし、もし仮に暴動を起こしたフーリガンたちが代表チームを応援する気持ちではなく、単に暴動を起こすことを目的としていたのだとしたら……サッカーファンはもちろんのこと、両協会すら“被害者”と言えるのかもしれない。
●EURO2016特設ページ
世界のサッカー情報はgoal.com