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「迷うも何も選択肢がない」本田はミラン残留が濃厚か

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 ミランの日本代表MF本田圭佑が5日、「デジタルガレージ ファーストペンギンアワード」の授賞式に出席し、初代受賞者として表彰を受けた。

 授賞式後の囲み取材では、注目される去就についても言及。14年1月に3年半契約でミランに加入した本田は来年6月末まで契約を残しており、「迷うも何も、選択肢がない。このままいけば残留するしかない」と、現時点で具体的なオファーはなく、契約を1年残しているミラン残留が基本線のようだ。

「ただ、当然ながら移籍の可能性も模索している」。移籍市場が閉じるまで何が起こるか分からないのがサッカー界。本田自身、最後まで他クラブからのオファーを待つ意向を示した。

 ミランで背番号10を背負う本田だが、移籍1年目は14試合1得点、昨季は29試合6得点、そして今季は30試合で1得点と、満足いく成績を残せていない。チーム自体、昨季は10位、今季も7位と低迷。3シーズン連続で欧州カップ戦への出場権を獲得することができなかった。

 6月7日のキリン杯決勝後には「自分自身、クビにさせられる結果だと認識している。結果を残せなかった2年半と振り返っているし、自分の役割を果たせなかった。この結果なので、出ていく可能性もあるということ」と話していた。

「ファーストペンギン」とは、群れの中から一番最初に海に飛び込む勇気を持ったペンギンのことを指し、常に時代の最先端を進むデジタルガレージがファーストペンギンスピリットの体現者を表彰する「ファーストペンギンアワード」を設立。その初代受賞者として、全国各地でサッカースクールを開校し、オーストリア2部に昇格したSVホルンの実質的なオーナーも務める本田が選出された。

(取材・文 西山紘平)

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