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ピルロがバロテッリの現状にイライラ「才能の無駄遣いはやめろ」

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 アメリカMLSのニューヨーク・シティに所属するMFアンドレア・ピルロがFWマリオ・バロテッリに対し、「才能の無駄遣いをやめるべきだ」と愛あるダメ出しをしている。同選手のコメントを英『ミラー』が伝えた。

「彼を見ているとイライラする。だけど、マリオには本当に魅力があるんだ」。そのポテンシャルの高さを認めているだけに、誰よりも現状にもどかしさを感じているのだろう。ピルロは「マリオが特別な才能を持った選手だということを僕らは忘れちゃいけない。僕はこれまで何人もの素晴らしいストライカーと一緒にプレーしてきた。だから言うけど、マリオは世界で最高のストライカーになる資質を持っている」と訴えた。

「今のところ、彼がああいう扱いを受けているのは妥当だ」と現在の状況はバロテッリ自身が招いたものだと指摘するピルロだが、「彼はこれまでいくつものビッグクラブでプレーしてきたから忘れそうになるが、まだ25歳だ。本当のトップになるための時間は残っている」と、まだやり直しがきくことも強調した。

 バロテッリはすでにリバプールユルゲン・クロップ監督から戦力外通告を言い渡されたと同紙で報じられており、新天地の候補として中国のクラブなども挙がっている。ただ、ピルロはこれには否定的だ。「次に行くクラブは慎重に選ばなくてはいけない。彼が中国に行くのではないかという記事を読んだよ。中国のリーグには敬意を払っているが、それでも彼はまだあそこには行くべきじゃない」と助言した。

「次に行くクラブで2、3回、素晴らしいシーズンを過ごしたとして、まだそのとき彼は28歳だ。ヨーロッパのトップリーグに入れる可能性は十分残っている」。バロテッリの将来に期待をこめるピルロは「彼にはこれ以上のアドバイスはない。彼も自分の才能はよくわかっているはずだ。だからすべてはマリオ次第なのさ」と、最後は愛を持って突き放した。

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