リーガ白星発進のレアル、昨季開幕戦から5つの変化
レアル・マドリーは21日に行われたリーガ・エスパニョーラ開幕節、敵地アノエタでソシエダに3-0と快勝した。チームには、昨シーズンの同時期に比べて5つの変化があったようだ。スペイン『マルカ』が伝えている。
ラファエル・ベニテス前監督が率いた昨シーズンのレアルは、開幕戦で敵地モリノンを訪れてスポルティング・ヒホンと対戦。90分を0-0で終え、ドロー発進した。最終的にバルセロナが優勝を飾ったリーガにおいて、勝ち点2を落としたのは後々大きな痛手となった。
だがジネディーヌ・ジダン監督のレアルは、多くのビッグチームが勝ち点を落とすソシエダの本拠地アノエタで3得点を挙げて快勝してみせた。レアルは昨シーズンから数えてリーガのアウェー戦で9試合無敗を続けている。最後に敗戦したのは、12月13日のビジャレアル戦だ。これがチームに起きた1つ目の変化である。
2つ目の変化は、メンバーとシステムの変更だ。ベニテス前監督はヒホン戦で4-3-3を採用。負傷欠場したFWカリム・ベンゼマの代わりには、FWヘセ・ロドリゲス(今夏パリSGに移籍)を1トップに置き、MFガレス・ベイルをトップ下に、さらにDFダニエル・カルバハルにベンチに追いやり、加入したばかりのMFダニーロを右サイドバックに起用した。
一方、ジダン監督は4-3-3、4-4-2、4-1-4-1を併用しながらソシエダと戦った。今夏レアルに復帰したMFマルコ・アセンシオ、FWアルバロ・モラタを積極的に起用。MFルカ・モドリッチを欠いた中盤には、MFイスコでもMFハメス・ロドリゲスでもなくMFマテオ・コバチッチを据えた。FWクリスティアーノ・ロナウドを負傷で欠いた試合でベイル、モラタ、アセンシオを前線に並べての3得点勝利はレアルファンの期待値を高めるに十分なものだった。
そして、ジダン監督はレアル生え抜きの選手を多く起用している。これが3つ目の変化だ。今シーズンの開幕戦でピッチに立ったカンテラーノ(下部組織出身選手)は5人。GKキコ・カシージャ、カルバハル、MFカゼミーロ、モラタが先発で、MFルーカス・バスケスが途中出場で勝利に貢献した。昨シーズンのヒホン戦で、ピッチに立ったカンテラーノはヘセだけだった。また、昨シーズンは開幕戦にスタメン出場したスペイン人選手がヘセ1人だったのに対し、今シーズンは開幕戦で5人のスペイン人選手が先発している。
試合に関して言えば、決定力の向上が4つ目の変化として浮き彫りになる。レアルは昨シーズンの開幕戦で計27本のシュートを浴びせ、8本シュートを枠内に収めながら無得点に終わった。今シーズン、ソシエダ戦では18本のシュートで3ゴール(ベイル2得点・アセンシオ1得点)を記録した。
また、5つ目の変化としてジャッジへの対応が挙げられる。昨シーズン、レアルはヒホン戦でC・ロナウドに対するPKの笛が吹かれなかったことに憤慨した。だが今シーズンはソシエダ側が判定に不満を爆発させ、それが試合をヒートアップさせる要因にもなっている。
レアルはジダン監督の下、確かな変化を加えながら前進しているようだ。2011-12シーズン以来の優勝を果たし、2連覇中のバルセロナから覇権を奪い返せるだろうか。
●リーガ・エスパニョーラ2016-17特集
ラファエル・ベニテス前監督が率いた昨シーズンのレアルは、開幕戦で敵地モリノンを訪れてスポルティング・ヒホンと対戦。90分を0-0で終え、ドロー発進した。最終的にバルセロナが優勝を飾ったリーガにおいて、勝ち点2を落としたのは後々大きな痛手となった。
だがジネディーヌ・ジダン監督のレアルは、多くのビッグチームが勝ち点を落とすソシエダの本拠地アノエタで3得点を挙げて快勝してみせた。レアルは昨シーズンから数えてリーガのアウェー戦で9試合無敗を続けている。最後に敗戦したのは、12月13日のビジャレアル戦だ。これがチームに起きた1つ目の変化である。
2つ目の変化は、メンバーとシステムの変更だ。ベニテス前監督はヒホン戦で4-3-3を採用。負傷欠場したFWカリム・ベンゼマの代わりには、FWヘセ・ロドリゲス(今夏パリSGに移籍)を1トップに置き、MFガレス・ベイルをトップ下に、さらにDFダニエル・カルバハルにベンチに追いやり、加入したばかりのMFダニーロを右サイドバックに起用した。
一方、ジダン監督は4-3-3、4-4-2、4-1-4-1を併用しながらソシエダと戦った。今夏レアルに復帰したMFマルコ・アセンシオ、FWアルバロ・モラタを積極的に起用。MFルカ・モドリッチを欠いた中盤には、MFイスコでもMFハメス・ロドリゲスでもなくMFマテオ・コバチッチを据えた。FWクリスティアーノ・ロナウドを負傷で欠いた試合でベイル、モラタ、アセンシオを前線に並べての3得点勝利はレアルファンの期待値を高めるに十分なものだった。
そして、ジダン監督はレアル生え抜きの選手を多く起用している。これが3つ目の変化だ。今シーズンの開幕戦でピッチに立ったカンテラーノ(下部組織出身選手)は5人。GKキコ・カシージャ、カルバハル、MFカゼミーロ、モラタが先発で、MFルーカス・バスケスが途中出場で勝利に貢献した。昨シーズンのヒホン戦で、ピッチに立ったカンテラーノはヘセだけだった。また、昨シーズンは開幕戦にスタメン出場したスペイン人選手がヘセ1人だったのに対し、今シーズンは開幕戦で5人のスペイン人選手が先発している。
試合に関して言えば、決定力の向上が4つ目の変化として浮き彫りになる。レアルは昨シーズンの開幕戦で計27本のシュートを浴びせ、8本シュートを枠内に収めながら無得点に終わった。今シーズン、ソシエダ戦では18本のシュートで3ゴール(ベイル2得点・アセンシオ1得点)を記録した。
また、5つ目の変化としてジャッジへの対応が挙げられる。昨シーズン、レアルはヒホン戦でC・ロナウドに対するPKの笛が吹かれなかったことに憤慨した。だが今シーズンはソシエダ側が判定に不満を爆発させ、それが試合をヒートアップさせる要因にもなっている。
レアルはジダン監督の下、確かな変化を加えながら前進しているようだ。2011-12シーズン以来の優勝を果たし、2連覇中のバルセロナから覇権を奪い返せるだろうか。
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