beacon

スターリングは指揮官を信頼、ペップ「なぜシティが彼に多額の移籍金を費やしたか…」

このエントリーをはてなブックマークに追加

[8.28 プレミアリーグ第3節 マンチェスター・C 3-1 ウエスト・ハム]

 プレミアリーグの第3節2日目が28日に行われ、エティハド・スタジアムではマンチェスター・シティウエスト・ハムに3-1で勝利し、開幕3連勝を飾った。

 2得点を挙げたのはMFラヒーム・スターリング。前半7分にMFダビド・シルバのスルーパスからPA左のFWノリートが折り返し、最後はゴール右隅へスターリングが右足ダイレクトで流し込んだ。

 さらに2-1で迎えた後半アディショナルタイム2分には試合を決める3点目。ゴール前左の角度ない位置から右足で冷静に流し、自身2点目を決めてみせた。チームは3-1の勝利で公式戦5連勝を飾っている。

 試合後、クラブ公式サイトによるとスターリングは「僕らは、隙間に入り込んだり、ワンツーが出来る選手が揃っている。とても良いビルドアップがあって、先制点は、とても良いポジションにいたんだ。(自身の)2点目は、直接シュートを打つのが良い選択だと思った」と得点シーンを振り返った。

 昨夏にリバプールからシティへ加入。移籍によって古巣サポーターの大きな反感を買い、度重なる脅迫や人種差別に苦しんだ。その影響からか思うような結果も残すことはできず。昨季のプレミアリーグでは31戦6得点と不完全燃焼だった。

 それでも今季は好調ぶりを示している。この日の試合では2得点でMOMにも選出されたスタリーングは「(昨季から)生まれ変わったかって? その言葉ばかり目にするよ」と言うと、「デビューシーズンは、新しいクラブで、僕にとって難しかった。でもグアルディオラ監督が来て、前に進めっていうメッセージをたくさんくれたんだ。ドリブルをしすぎないようにって言われたこともあるよ」と指揮官への感謝を述べた。

 これについて、今季からシティの監督に就任したジョゼップ・グアルディオラ監督は「私は、何もしていないよ。すべての選手がベストを尽くせるようにトライしている」と謙遜する。

「ラヒームは、2得点を挙げた。とても良いことだが、試合のその前の展開のがブリリアントだと思った。彼は前半、得点こそしたが、前の試合に比べて、ボールを獲得できていなかった。もちろん、彼のスピリットには嬉しく思っている。彼はドラマチックで、ボールのあるところでも、ないところでも、とてもアグレッシブなんだ。彼の良いプレーを嬉しく思っている」

 昨季から一皮向けたかのようにみえるスターリングへ信頼を寄せる監督。「彼を助けようと思っている。いるべきポジションにいたら、ボールをより受け取りやすくなるって伝えた。そのあとは、彼自身の才能だよ。何でシティが彼に多額の移籍金を費やしたかと言うと、才能なんだ。彼自身、私たちのこと、代表チームに対して、彼の才能を嬉しく思っている」と手放しで称えた。


●プレミアリーグ2016-17特集

TOP