[8.10 プレミアリーグ第1節 WBA0-3マンチェスター・C]

　プレミアリーグは10日、第1節3日目を行った。昨季2位のマンチェスター・シティは敵地でWBAと対戦し、3-0の完封勝利で開幕白星を飾っている。先発したMFラヒーム・スターリングは不発に終わるも、試合後には微笑ましい光景がみられた。英『デイリー・メール』が伝えた。

　今夏に4900万ポンド(約94億円)でリバプールから移籍してきたスターリング。プレミア開幕戦となったこの日、先発出場を果たすも不発に終わり、後半29分に途中交代した。

　試合後、スターリングはスタンドに小学生ほどの女の子のファン2人を見つけると、広告看板を飛び越え、背番号7のユニフォームをプレゼントしたという。手渡したスターリングはすぐさま勝利を喜ぶチームの元へ戻っていったが、その顔には優しい笑みが浮かんでいたという。

　リバプールではファンから罵られ、多くの誹謗中傷を浴びてきた。新天地で応援してくれるファンの存在が嬉しかったようで、今回の行動に出たようだ。

　なお、不発に終わったもののマヌエル・ペジェグリーニ監督は「私は彼に失望していないよ。ラヒームは70分間よく仕事を果たしてくれた」と評価。

「新たなチームメイトとプレーすることは簡単ではない。そんな中でよく働き、2度のチャンスをつくったことは評価できる。彼は今日のようなプレーを続ければ、私たちが買った金額の価値に値する選手になるはずだ」

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