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「本当にひどい結果…」 審判に苦言を呈すハリル監督「受け入れがたい」

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[9.1 W杯アジア最終予選 日本1-2UAE 埼玉]

 6大会連続のW杯出場を目指す日本にとって厳しい船出となった――。日本は前半11分にFW本田圭佑が幸先良く先制点を奪った。だが、前半20分にFWアハメド・ハリルに直接FKを決められ、同点とされると、後半8分にPKを献上。これを再びハリルに決められ、2-1の逆転負けで重要な初戦を落とした。

 バヒド・ハリルホジッチ監督は試合後のインタビューで開口一番、「本当にひどい結果ですね」と唇を噛んだ。「このような結果になるゲームだったかはわからないが、本当にチャンスもあった。それからFKとPKで2失点した。これは簡単に防げた失点かなと思う」と、失点のシーンを悔やんでいた。

 また、この試合を裁いた審判団にも言及。後半23分にFW宇佐美貴史が左サイドからドリブルでPA内に切れ込むと、DFイスマイール・アハメドに倒された。ファウルに見えたが、カタール人のアブドゥルラフマン・アルジャシム主審は笛を吹かず。同32分にも、本田の折り返しからFW浅野拓磨が放った左足ボレーがゴールラインを越えていたように見えたが、得点は認められなかった。

「審判の(笛の)吹き方もどうですかね。あとは会見で何か言わないといけないと思っている。審判の笛の吹き方は受け入れがたい」

 現行の予選方式となった98年フランスW杯以降、過去5大会のアジア最終予選で初戦が黒星だったチームはすべて予選敗退に終わっている。厳しい船出となったが、ハリルホジッチ監督は前を向く。「あと9試合ある。まだまだ終わったわけではない。しっかり分析をして、我々はトレーニングを続けるしかない。まだまだ終わったわけではない」。日本は明日2日にタイ・バンコクへ移動。6日の第2戦でタイ代表と敵地で対戦する。データとしては厳しい初戦に終わったが、まずは次の試合で勝ち点3をきっちり奪いにいく。

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