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中島翔哉の先制弾などでFC東京が3発快勝…湘南は泥沼の9連敗

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[9.10 J1第2ステージ第11節 FC東京3-0湘南 味スタ]

 FC東京はホームで湘南ベルマーレと対戦し、3-0で快勝した。湘南は泥沼の9連敗となった。

 攻守の切り替えが激しい前半となった。前半8分、湘南は左サイドからFW長谷川アーリアジャスールが上げたクロスをFW大槻周平がバックヘッドもゴール右に外れる。FC東京も同18分にMF梶山陽平のスルーパスにMF東慶悟が反応するもわずかに合わず、GKタンドウ・ベラピにキャッチされた。

 このまま前半はスコアレスで終わるかと思われたが、44分に試合は動いた。梶山のパスを敵陣中央で受けたMF中島翔哉が思い切りよく右足を振り抜く。低い弾道のシュートがゴール左隅に突き刺さり、FC東京が前半のうちに先制に成功。中島はA代表のバヒド・ハリルホジッチ監督の前で今季2点目を挙げた。

 1点ビハインドの湘南は後半7分にFWウェズレー、同15分にMF齊藤未月を投入し、攻勢を強めた。同18分にセットプレーの流れから相手のバックヘッドにDF岡本拓也が反応するもDFに阻まれ、追いつくことができない。

 すると、後半30分にFC東京が追加点を挙げる。MF河野広貴がFW前田遼一にくさびのパスを入れ、リターンを要求。前田が落としたボールを河野が左足ダイレクトでゴール右上に突き刺し、リードを広げる。さらに同35分には、PA左からMF橋本拳人が上げたクロスをファーサイドの前田がヘッドで叩き込み、3-0とした。

 最後まで諦めない姿勢をみせる湘南は後半アディショナルタイム5分、MF下田北斗が蹴った右CKからFWジネイが渾身のヘディングシュートもクロスバー直撃。最後までゴールネットを揺らすことができず、泥沼から抜け出すことはできなかった。

 先制点を挙げた中島は試合後のインタビューで、「コースが空いたので狙った通りでした」と得点シーンを振り返った。中島はリオデジャネイロ五輪から復帰後、リーグ戦では初先発。指揮官の起用に応える形となったが、今日の自身のプレーに納得はしていない。「もっと点は取れた。もっと貪欲にこだわりを持ってやりたい」と前を向いた。

●[J1]第2ステージ第11節 スコア速報

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