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リバプールのクロップ監督が語る「選手にハグする理由」とは?指揮官の愛情表現に注目集まる

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選手やサポーターから愛されるユルゲン・クロップ監督

 リバプールを指揮するユルゲン・クロップ監督は、今後も試合後に選手やスタッフたちとハグをする習慣を続けていくようだ。『スカイスポーツ』が報じている。

 感情表現豊かなクロップ監督は会見でジョークを連発し、試合中はピッチサイドで飛んだり跳ねたり大きなリアクションで選手を鼓舞する。そして試合後にはピッチ内に入り、選手をハグして迎えることで知られている。イングランドでは試合後に監督がピッチ内に入る習慣がほとんどないため、ドイツ人指揮官の行動は一風変わったコミュニケーションの手法として注目を集めている。

 16日に行われたプレミアリーグ第5節のチェルシー戦では敵地スタンフォード・ブリッジに乗り込み、2-1の勝利を収めた。試合後、クロップは敵将のアントニオ・コンテ監督より先に選手のもとへ歩み寄り、握手や抱擁を交わした。一部では試合終了直後に行われる監督同士の握手を行わず、選手を優先させたことを批判的に捉える見方もあるが、本人は「失礼な態度を取ろうとしたわけじゃないんだ」と笑う。

 ハグをする理由を問われると、「私は選手たちにいいプレーをするよう、心から求めているんだ。だから彼らがフィールド上で最後の一滴までエネルギーを振り絞って戦う姿を見たら……(喜びを表現するのに、ハグは)一番適したやり方なんじゃないかな」と答え、今後も愛情表現を行っていく意向を示した。

 リバプールはチェルシー戦の勝利により、勝ち点を10まで伸ばした。もっとも、まだまだこれからだと大柄なドイツ人指揮官は話している。

「いい感じだよ。だけどもっと前進していかないといけない。毎日、毎日ね。それが我々の仕事なんだから」

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