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「いつもだったらふかしちゃう(笑)」 山口蛍が日本を救うバースデー決勝弾!!

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後半アディショナルタイム5分に劇的な決勝点を決めたMF山口蛍

[10.6 W杯アジア最終予選 日本2-1イラク 埼玉]

 途中出場のMF山口蛍(C大阪)が日本を救った!! 1-1の後半アディショナルタイム5分、左サイドの深い位置でFKを獲得すると、MF清武弘嗣(セビージャ)が蹴り込んだボールからこぼれ球を山口が右足を振り抜く。低い弾道のシュートがゴール前の混戦を抜けて、ゴールネットを揺らした。

 日本は苦しめられた。前半26分にFW原口元気(ヘルタ・ベルリン)が先制点を挙げたが、後半15分にセットプレーから同点に追いつかれてしまった。終盤に向けて、DF吉田麻也を前線に上げて、パワープレーに出たがなかなか勝ち越しゴールを奪えないでいた。だが、この日、26歳の誕生日を迎えた山口が値千金のゴール。日本が今予選でホーム初勝利を挙げた。

「いつもだったら、ふかしてしまうところが、なんか入ってホッとしています。途中から入ってすごく厳しい流れだったので、何か仕事をしなければいけないとずっと思っていました。それが最後に結果につながって本当にホッとしています」

 試合後、山口はチームメイトやバヒド・ハリルホジッチ監督と熱い抱擁をかわし、喜びを分かち合った。だが、厳しい戦いはこのあとも続く。今度は、グループ最大のライバル、アウェーで11日にオーストラリア戦だ。「とにかく勝ち進んでいくしかない。勝ち点を積み重ねていくしかない。次もしっかり勝って結果を出したいと思います」と試合後のインタビューで気を引き締めていた山口。国内組も“やれるんだぞ!”というところを、この後も示していく。

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