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バイエルンCEO、イングランドクラブの早すぎる青田買いに「ほとんど誘拐」

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バイエルンのカール・ハインツ・ルンメニゲCEO

 バイエルンのカール・ハインツ・ルンメニゲCEO(最高経営責任者)は、イングランド方面にはびこる早すぎる青田買いに否定的な見方を示している。クラブの公式マガジンが伝えた。

 昨今のフットボール界では、少年時代に海外から選手を獲得し、育て、プロデビューをさせるといったチームづくりはポピュラーなものとなっている。特にイングランドではしばしばそういった経緯で育成された選手がスターとなっており、アーセナルのDFエクトル・ベジェリンチェルシーのMFセスク・ファブレガスといった選手はともに16歳で親元を離れ、イングランドへ渡っている。

 最近ではさらにクラブ間での才能を争うレースが熾烈を極めており、10歳や11歳といった“少年”がビッグクラブの注目の的となることも少なくない。しかし、ルンメニゲ氏はそういった風潮に警鐘を鳴らしている。

「我々はイングランドのように10歳や11歳とは契約したくない。それはほとんど誘拐みたいなものだし、モラル的に疑わしい。我々が目を向けるのはドイツやバイエルン地方だ。リオデジャネイロよりローゼンハイム(バイエルン州の都市)から才能を連れてきたいね」

 あくまでも地元の選手の育成にこだわるバイエルン。今後も地域に根ざしたビッグクラブとして他国のクラブとしのぎを削ることになるだろう。


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