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[DFB杯]ドルトムント、2部相手にPK戦で辛勝…香川は出番なし

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ドルトムントはPK戦の末、辛くも3回戦に駒を進めた

[10.26 DFBポカール2回戦 ドルトムント1-1(PK3-0)ウニオン・ベルリン]

 DFBポカール(ドイツ国内杯)は26日、各地で2回戦を行い、MF香川真司の所属するドルトムントはホームでウニオン・ベルリン(2部)と対戦し、1-1からのPK戦の末、3-0で勝った。香川は公式戦3試合ぶりのベンチスタートとなり、公式戦5試合ぶりに出番なしに終わった。

 DFラファエル・ゲレイロ、DFマルセル・シュメルツァー、MFアンドレ・シュールレらが負傷離脱中のドルトムントはFWピエール・エメリク・オーバメヤンがふくらはぎの打撲、MFクリスティアン・プリシッチが体調不良で欠場。主力の多くを欠き、香川の先発も予想されていたが、中盤は今季公式戦初先発のMFヌリ・サヒンがアンカー、インサイドハーフにMFマリオ・ゲッツェとMFゴンサロ・カストロが入った。

 2列目の左サイドではMFエムレ・モル、右サイドでは18歳のMFヤコブ・ブルーン・ラーセンが先発し、リオ五輪デンマーク代表のラーセンはこれがドルトムントでのトップチームデビューとなった。試合は0-0の膠着状態が続いたが、前半42分にサヒンが強烈なミドルシュートでゴールを脅かすなど徐々にドルトムントが押し込むと、前半終了間際の44分、速攻からゲッツェが右サイドに展開し、ラーセンがグラウンダーのクロス。これがDFミヒャエル・パレンセンの体に当たってゴールマウスに吸い込まれた。

 オウンゴールで1点をリードして前半を折り返したドルトムントは後半23分、サヒンとラーセンを下げ、MFユリアン・バイグル、MFウスマン・デンベレを投入。積極的に2点目を狙いに行ったが、試合はまさかの展開が待っていた。後半36分、ウニオン・ベルリンは右CKのセカンドボールをPA右手前から途中出場のFWスティーブン・スクルツィブスキが右足一閃。豪快なダイレクトボレーをゴール左隅に突き刺し、1-1の同点に追いついた。

 後半44分、PA内右で縦に仕掛けたモルの右足シュートが右ポストを直撃するなど、試合を決め切れないドルトムント。1-1のまま延長戦に突入すると、延長前半8分のゲッツェの直接FKもゴール上へ。同10分には最後の交代枠を使い、DFフェリックス・パスラックに代わってMFセバスティアン・ローデが左サイドバックに入った。

 結局、試合は延長戦でも決着が付かず、1-1のままPK戦へ。後攻のウニオン・ベルリンは1人目のFWフェリックス・クロース、2人目のMFシュテファン・フュルストナーが立て続けにGKロマン・バイデンフェラーに止められ、失敗。先攻のドルトムントはデンベレ、DFマティアス・ギンター、ゲッツェと3人目まで全員が成功すると、ウニオン・ベルリンは3人目のFWフィリップ・ホジナーもクロスバーに当ててしまい、PK3-0でドルトムントが辛くも3回戦に駒を進めた。

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